トマトの保存期間が20倍伸びる！冷凍湯剥ぎ保存方法

「3日前に買ったトマトにカビが」
「大量にもらったトマトを食べ切れない」
「なんとか長期保存できない？」

と、お悩みのあなた！

トマトは丸ごと冷凍できます！ほんの少しだけ手を加えて冷凍しておけば、保存期間が飛躍的に伸びる上に加熱調理で便利に使えます。今回は、トマトを冷凍保存する方法や、冷凍トマトの便利な活用法を紹介します。

一度に食べ切れない分を長期保存できれば、お得な袋入りや箱入りを買えるので食費の節約に繋がります。冷凍することで加熱調理の下ごしらえも楽になりますよ。

1.トマトがすぐに腐ってしまう原因

本来、トマトは常温保存で長ければ一週間ほどもちます。それなのにすぐに腐ってしまうのは、以下のような原因が考えられます。

お店では真っ赤に熟したトマトを選びたくなりますが、そんなトマトは買ったら早く食べないとすぐに腐ってしまいます。熟していればいるほど、消費期限は短くなってしまうのです。

多くのトマトはまだ赤くなり切らないうちに収穫され、流通している間に追熟して赤くなります。完熟トマトとは、樹になっている間に完熟してから収穫されたトマトです。

というトマトが店頭に並んでいたら、消費期限は短いので買うのを避けましょう。

トマトの皮の傷から水分が外に染み出すと、その部分から腐ってきます。特に買ってきた状態でビニール袋に入れたままだと、傷に気付かずに放置してしまい、袋の中が腐った液体でドロドロになっていたりします。

切ってしまったトマトも、丸ごと保存するより腐りやすくなります。水分や湿気は、雑菌が繁殖する大きな要因となるのです。

そこで、生で食べ切れないトマトは早めに冷凍してしまうことをおすすめします。冷凍することで、傷みだけでなく栄養素の損失も食い止めることができるので、完熟トマトの豊富な栄養や美味しさもキープできます。

また、傷があった場合でも、早めに取り除いてしまうことができます。ただし、冷凍すると生の食感はなくなってしまうので、加熱調理やジュースに利用しましょう。

まずは、生のトマトを丸ごと冷凍する方法と、その活用法を紹介します。

とにかく手早く簡単で、思い立ったらすぐにできる保存方法です。冷凍庫で2ヶ月ほど保存可能です。

自然解凍するとビチャビチャになるので、凍ったまま調理することをおすすめします。半解凍の状態でシャリシャリとした食感を楽しんで食べるのも良いでしょう。

凍ったトマトは水に入れると簡単に皮が剥けます。生のトマトを湯剥きするより断然楽なので、私は生で食べるとき以外は冷凍して「水剥き」しています。

また、冷凍すると丸ごとすりおろすことができるので、潰す手間なく簡単にトマトソースやピューレを作ることができますよ。

次に、刻んでから一回量ずつ小分けにして保存する方法です。こちらも、冷凍庫で2ヶ月間ほど保存可能です。

普段なかなか調理の時間を取れない場合は、刻んで小分けにして冷凍しておくと、サッと使えて便利です。

皮が気にならないようでしたら、湯剥きはしなくてもOKです。きれいに洗って水気を拭いてからざく切りにしましょう。

トマトソースや炒め物、スープなどの加熱調理に凍ったまま使えます。

また、少量の水を加えてそのままミキサーにかけると、美味しいスムージーの出来上がりです。他の野菜や果物も加えれば、忙しい朝でも手軽に栄養補給ができますね。

今回の内容をまとめます。

面倒な調理を楽にしてくれる冷凍トマト。冷凍庫に常備しておけば、自炊のモチベーションもアップすること間違いなしです。栄養価の高いトマトは、健康のためにも無駄にせず賢く使い切りたいですね。