
「今日も寝坊して遅刻」
「根性足りないって怒られた」
「私、メンタル弱いのかなぁ」
と思っているそこのあなた。もしかしたらそれ、病気かもしれませんよ。
こういうことを言うと、
「病気!! やだ入院?」
「私にはまだやるべきことがあるんだ」
「家族を残して逝くなんてできない」
と早合点する人がいますが、そんな命に関わる話じゃありませんのでご安心を。
めまいがするなら起立性調節障害
1.10人に1人の割合?
朝に弱い人の中でも
「めまいや立ちくらみがする」
「朝は調子悪いけど、午後には回復」
という人は、起立性調節障害かもしれません。これは自律神経失調症の一種で、10歳くらいの子供の薬10~20%が発症し、そのうち半数は大人になっても症状が残るそうです(大人の10~20人に1人の割合)。
2.低血圧の症状に近い
症状は低血圧に似ていて
- 寝ても疲れが取れない
- めまい・立ちくらみ
- 食欲が湧かない
- 頭痛
- 集中力低下
などがあります。他にも色んな症状があるので、症状から「起立性調節障害」と断定するのは難しいです。「私そうかも」と思う人は、血圧を測ってみてください。
- 座ってから10分後
- 直立してから10分後
それぞれで測った最高血圧(収縮期血圧)の差が20mmHg以上あれば、起立性調節障害の可能性があります。
「20mmHgも差はない」
「でも最高血圧は100mmHg以下」
という人は、恐らく低血圧ですので、こちらをご覧ください。
⇒ 【朝起きれない人必見!】低血圧でも効果抜群!最新早起き対策
どうすれば治るの?
1.原因
原因としては
- 不規則な生活
- ストレス
- 環境の変化
- 女性ホルモンの変化
などが挙げられます。
2.自力で治す方法
思い当たる節がある人は、以下の項目を実践してみてください。仮に違ったとしても予防になるので、ぜひ。
- 目が覚めても急に起き上がらない
30秒かけてゆっくり起き上がる - 1日当たり、水分(1~1.5L)、
塩(10~15g)を摂る - 昼寝禁止 昼は軽めの運動
もちろん、これをやったからと言って1日2日で治ったりはしません。気長に治していきましょう。
何科の病院に行けばいい?
「1ヶ月もやっているけど治らない」
「もう病院行く」
という場合は、総合内科に行ってください(子供なら小児科で診てもらえます)。
「起立性調節障害」は、心療内科か循環器科で診てもらえますが、まだそうと決まったわけではありません。もし他の病気だった場合は受診する科が違うので、まずは総合内科で医師に診断してもらいましょう。
なかなか眠れなくて起きれない人は、別の病気かも
1.起立性調節障害まとめ
朝起きれない人の中でも、「立ちくらみ・めまいがする」場合は起立性調節障害の可能性があります。
- 不規則な生活
- ストレス
- 環境の変化
- 女性ホルモンの変化
などが原因として考えられます。
- 目が覚めても急に起き上がらない
30秒かけてゆっくり起き上がる - 1日当たり、水分(1~1.5L)、
塩(10~15g)を摂る - 昼寝禁止 昼は軽めの運動
を毎日徹底して、じっくり治しておきましょう。病院に行く場合は総合内科へ!
2.寝れないから起きれない人は
今回は起立性調節障害を紹介しましたが……
「寝付きが悪い」
「寝ても疲れが取れない」
「だから起きれない」
という人は話が別です。その場合は「眠れない病気」が起きれない原因になっている可能性があります。詳しくはこちら!
⇒ 【朝起きれない原因はこれか】早起きで悪化する「眠れない病気」