
「子供がうるさい」と苦情が言われたら、子供に言い聞かせるより家のレイアウトを変えた方が騒音は抑えられますよ。
ご近所トラブルで一番多いのが騒音トラブル。そして騒音トラブルで最も苦情が多いのが子供の騒音です。
とはいえ、子供は騒ぐものです。
静かにするようにいくら言い聞かせても無理がありますよね。どうしても走り回ったり騒いだりしてしまうのは仕方がありません。
しかしそれはこちらの都合です。
ご近所さんからしたら、子供だろうがなかろうか騒音は騒音です。なのでこちらは騒音を出さないように最大限の努力をする必要があります。
というわけで今回はお子さんがいるご家庭向けの騒音対策を余すことなくお伝えします。最近は物騒ですからね。騒音トラブルから事件に発展するケースも多々あります。最悪の事態を回避するためにも、ぜひ最後までお読みください。
1.子供は静かにならない前提で騒音対策する
まず騒音対策をする上で1つ重要なことがあります。それは子供にあまり厳しく当たらないことです。
子供がうるさいと苦情を言われたら、まずは子供に静かにするように注意しますよね。これは間違っていません。むしろ躾として必要なことなので必ず注意すべきです。
しかし、小学校低学年以下の小さいお子さんの場合、注意してもなかなか静かになりません。これはもう仕方のないことです。なので言うことを聞かないからといって、子供にきつく当たったりするのはやめましょう。そんなことをしても騒音トラブルは解決しません。ただ親子関係が悪くなるだけです。
なので、子供が言うことを聞かない場合は、子供が騒がしいことを前提とした防音対策をしましょう。
2.下の階から苦情を言われた時の騒音対策
ではまずは下の階から騒音苦情を言われた場合の対策を紹介します。主な対策は以下の3つです。
- 防音マットなど敷く
- 家具の配置を変える
- 椅子脚カバーをつける
2.1.防音マット・カーペット敷く
まず1つ目はこれ。
子供の部屋や、お子さんがよく遊ぶ場所には防音マットや防音カーペットを敷きましょう。
コルクマットを敷いた上に防音カーペットを敷くと防音効果が高いのでおすすめです。マットもカーペットもジョイントタイプのものにすれば、子供が汚してもそこだけ外して洗濯できるのでいいですよ。
2.2.走り回れないような家具配置にする
そして2つ目はこれ。
マンションの騒音で一番響くのが足音です。特に子供は走り回るので、これが下の階の人には凄い迷惑になります。
かといって、走るなと言っても走ってしまうのが子供です。なので走り回りにくいように家具の配置を変えてしまいましょう。
具体的には、直線距離をできるだけ短くします。廊下にも家具を置いたりして、走りにくいレイアウトにしましょう。
2.3.椅子脚カバーをつける
椅子を引く時の床と擦れる音も下には凄く響きます。特に子供は椅子をひきずりますから、クッション性の高い椅子脚カバーをつけましょう。
他にも子供が普段引きずものには、全てクッション性の高いカバーを付けましょう。
3.隣から苦情を言われた時の騒音対策
次に隣の部屋から子供がうるさいと苦情を言われた場合ですが、
- 大型家具を壁際に配置
- 壁に防音材を貼る
などが主な対策となります。マンションの場合は家具を壁際に置くだけで十分です。大型家具を壁際に置くと音を防いでくれるだけでなく、子供が壁を叩いたりするのも防ぐことができます。
これでも苦情が止まない場合は、壁に吸音材&遮音シートを貼りましょう。
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4.子供を好きになってもらえば、騒音の苦情は減る
ここまで子供の騒音対策として
- 家具の配置を変える
- 椅子脚カバーをつける
- 防音カーペットを敷く
などを紹介してきましたが、一番の対策はご近所付き合いです。毎日子供と一緒に近所に挨拶する習慣を作ると良いですよ。
子供に親しみを持ってもらえれば、みんな子供の騒音に寛容になります。他人の生活音は気になりますけど、家族の出す音ってそんなに気にならないですよね。それと同じです。
子供に静かにするよう言い聞かせるのも大事ですが、それ以上に愛想良くさせることも重要です。