
ゴキブリとの遭遇率は、物件の良し悪しに依るところが大きいですわ。どんなにゴキブリ対策をしても、マンション自体がゴキブリを引き寄せているようでは立て板に水ですの。
バルサンと焚こうが、ブラックキャップを置こうが、物件そのものの性質を変えることができませんわ。
そこで今回は、ゴキブリが湧きやすいマンション・アパートの特徴と、内見で危険物件を見分けるコツを紹介しますの。
ゴキブリが出やすいマンションの特徴
以下の様な物件はゴキブリが出やすいですので、注意してくださいまし。
- 古い木造
- 1階の部屋
- ベランダが森に面している
- 近くに飲食店がある
- 隣人のマナーが悪い
- 管理体制がずさん
1,2,3はよく聞く話だと思うので割愛しますけど、4は意外と見落としがちだと思いますわ。飲食店には、残飯を求めてたくさんのゴキブリが集まっているので要注意ですの。
5,6は、内見時に確認してくださいまし。
内見でゴキブリがいないマンションを見分ける
マンション選びをする際、必ず内見すると思いますけど、何となく見るだけでは意味がありませんの。あらかじめチェックポイントをまとめ、隅々まで確認する必要がありますわ。
ゴキブリのいないマンションを見分けるためのチェックポイントは以下の5つですの。
①マンションの共有スペース
部屋に入る前に、以下に示す共有スペースの衛生状態を確認してくださいまし。
- ゴミ捨て場
- 自転車置き場
- エレベーター
ここを見るだけで、住人のマナーと管理体制が一目瞭然ですわ。
②部屋の掃除状況
部屋に入ったら、まず最初に掃除済みかどうかの確認をしてくださいまし。前の住人が退去した直後だと、まだクリーニングをしていない場合もありますわ。
クリーニング後の部屋の状態は、管理体制をそっくりそのまま表していますの。クリーニングがまだなら、クリーニング後にもう一度内見させてもらいましょう。
③部屋のカビ・湿度
ゴキブリは湿度の高い環境(カビが発生しやすい場所)が大好きですの。押入れの中・水まわり・窓際は、カビが生えやすいので、特に入念にチェックしてくださいまし。
カビが発生している場合は言うまでもありませんけど、たとえカビが生えていなくても、湿度が高ければ今後発生する可能性は高いですわ。内見の際は必ず湿度を測定してくださいまし。
湿度が60%以下なら、カビの発生が抑えられるので、これを目安にしてくださいまし。
④水の臭い
水道管は、ゴキブリの侵入経路の一つですわ。水の臭いは、水道管の衛生状態を知るための分かりやすい指標ですの。水道は、内見時でも使えることが多いので、水質を確認しておきましょう。
水道管以外にもゴキブリの侵入経路がいくつかありますので、こちらも合わせてチェックしてくださいまし。
⑤マンション隣人のベランダ
どんなに良いマンションを選んでも、隣人のマナーが悪ければゴキブリは湧きますわ。隣人の質を一番手っ取り早く確認する方法は、ベランダを見ることですの。
たまに、出し忘れたゴミをベランダに置く人がいるので要注意ですわ。臭いから家の中に置いておきたくないという気持ちは分かりますが、虫が集まってくるので大迷惑ですの。
ゴキブリがいないマンションを選ぶことが最大のゴキブリ対策
◆ゴキブリが出やすい物件
- 古い木造
- 1階
- 森に面している
- 近くに飲食店
- 隣人のマナーが悪い
- 管理体制がずさん
◆内見時のチェックポイント
- 共有スペースの衛生状態
- クリーニング済みかどうか
- カビ・部屋の湿度
- 水の臭い(水道管の衛生状態)
- 隣のベランダ(隣人のマナー)
どんなに良い物件を選択しても、ゴキブリが100%出ない保証はありませんわ。念のため、新居が決まったら、引越し前にゴキブリを根絶してくださいまし。
また、引越しで使うダンボールに、ゴキブリの卵が付着していることがあるので要注意ですわ。