
「何度カビ取りしても、すぐ生える」
「湿度は低いのにどうして」
と思っているそこのあなた。
お気持ち、よく分かります。
カビはしつこいですからね。何度除去しても、正しく対策していないとすぐに再発します。そこで今回は、2度とカビを見ずに済む「最強カビ予防策」をご紹介します。
エアコンの除湿は禁止!?
1.カビの繁殖条件
カビには4つの繁殖条件があります。
- 温度
- 湿度
- 栄養分
- 酸素
このうち、私たちがどうにかできるのは「湿度」と「栄養分」です。湿度を60%以下に保ち、カビの栄養分となるゴミ・ホコリ・食品を取り除くことは、最低限のカビ予防と言えます。
2.エアコンにカビが生える
特に重要なのは「湿度を下げること」ですが、エアコンの除湿・冷房を使うのは避けた方が良いと思います。なぜなら、部屋の中が除湿される代わりに、エアコンや除湿機の中にたくさん水分が溜まるからです。
そうなれば、当然エアコンの中にカビが生えます。カビが生えたエアコンを使えば、カビ胞子がばら撒かれ、健康に害をなす危険もあるんです。
「え?普通にエアコン使っているけど」
という人は、すぐにエアコンのカビ除去を行ってください。
3.風通しが大切
除湿機を使わずに部屋の湿度を下げるには、風の通り道を作ればいいんです。窓を開け(網戸)、扇風機を使って風通しを良くしましょう。部屋の作りによっては、風が部屋全体に行き渡らないこともあると思いますが、そういう時は扇風機を複数使いましょう。私も2台使っています。
あと、「家具同士の隙間」や「家具と壁の隙間」は十分なスペースを確保してください。狭い隙間には湿気がこもりやすいので。
雨の日は禁則事項がいっぱい
1.雨の日は換気扇禁止
換気扇を回すことも「湿度を下げる」「風通しをよくする」方法の1つですが、雨の日はやめてください。そもそも換気扇とは、屋内の高湿な空気を排出し、外の空気を中に入れるものです。
雨の日にこれをやってしまうと、外の空気の湿度が高いので、湿度を下げられないどころか、逆効果になるケースがあるので注意してください。
2.部屋干し禁止
部屋干しはカビの原因になります。
「雨が降ってたら、部屋に干さざるを得ない」というのは最もですが、濡れた洗濯物は部屋の湿度を上げますし、洗濯物にカビが生える可能性もあります。
浴室乾燥機があるなら、それを使ってください。電気代が跳ね上がりますが我慢です。
部屋の湿度が低くても不十分
ここまで「いかにして部屋の湿度を下げるか」を説明してきましたが、実はこれだけでは足りません。
- 壁
- 床
- フローリング
などが「水分を吸いやすい材質」だったり、そういう部分があると、部屋の湿度を下げてもカビが生えるんです。
気になるところにはミョウバン水
まずは部屋の湿度を下げる。
それでもカビが生える場所があれば、そこは水気を吸いやすい箇所なので、個別に対策しましょう。
- ミョウバン:10g
- 水:400ml
の分量でミョウバン水を作り、それを気になる部分に噴きかけましょう。ミョウバンは水に溶けるのに時間がかかるので、透明になるまで3日程放置してくださいね。
カビはしつこい
1.まとめ
カビ予防の基本は2つ。
- 掃除(栄養分の排除)
- 除湿
除湿の際の注意点は、
- エアコン・除湿機は使わない
- 扇風機と窓で風道を作る
- 雨の日は換気扇を回さない
- 部屋干し禁止
部屋の湿度を下げてもカビが生える「水気を吸いやすい場所」は、ミョウバン水で予防しましょう。
- ミョウバン:10g
- 水:400ml
2.浴室のカビ予防
今回紹介したのはリビングやダイニングなどのお部屋のカビ対策。浴室などの水まわりは予防方法が変わってくるので要注意です。