
どうも、ナージャです。
一人暮らしを始めて10年以上。
趣味は引越しです。
大体2年に1回くらいのスパンで引越してきました。一つの場所に留まるのが苦手なもので。
そして先日、また引越したのですが、今回はある決意を胸に引越しました。
それは……
「6年間はここに住む」
という決意です。
なぜなら、6年以上住めば、退去時に請求される修繕費が安くなるから!
今回は、
「壁紙汚しちゃった」
「敷金は返ってこないもの」
と思っているあなたに向けて、賃貸の豆知識をご紹介します。
1年で15%も価値が下がる
賃貸トラブルで一番多いのが、退去時の「敷金トラブル」です。要は、
「君が住んだことで部屋が汚れたから、修繕費は君の敷金で払うよ」
「いや、これ私のせいじゃないでしょ」
「いや、そういう契約だから」
と言うやつです。
でもこれって変な話ですよね。誰も住んでいなくても、時間が経てばそれだけで劣化するはず。その修繕費まで負担させられるなんて、違法じゃないんですかね?
………まぁ、違法ですけどね。
1.時間経過とともに価値は下がっていく
賃貸には、耐用年数というのがあります。これは「この年数が経過すると、価値がほとんどなくなる」というやつです。
- 壁紙
- 設備
- 床
などなど、それぞれ年数は異なります。ちなみに、壁紙の耐用年数は6年です。
2.年間-15%
もちろん、6年後にいきなり価値が暴落するのではなく、徐々に下がっていきます。壁紙は1年で15%ずつ下がっていくので、6年後には10%の価値しかなくなるんです。
ね? おかしいでしょ?
10%の価値しかない壁紙を、100%の状態に戻すのにかかる修繕費を借主が負担するなんてのは、馬鹿げた話なんです。
10%から1円へ
さらに最近では、壁紙に関するガイドラインが改められて、6年以上経過した壁紙は10%ではなく1円になりました。
ナイス改定!
「修繕費は貸主負担」という考え方が浸透しつつあるのはいいことです。私たち借主側が何も知らないことをいいことに、不当なクリーニング代を請求してくる大家が多いですからね。
何をしても良いってわけじゃない
しかし、何をしても修繕費1円かというと、そうではありません。「小学生が見ても分かるくらい、明らかな過失」である場合は、補修費として請求されることがあります。
1.たばこのヤニ
喫煙者に対する風当たりが強まっている今日この頃、賃貸業界でもそれは同じようです。タバコのヤニ汚れは、明らかな過失による汚れの代表格ですからね。
2.穴
普通に住んでいたら、壁に穴は開きません。時間の経過で穴が開くことも、普通は考えられませんよね。
もし、「壁に穴をあけちゃったよ」というのであれば、自分で直した方が安上がりですよ。
⇒ 【費用300円!】賃貸の壁に開いたネジ穴を元通りにする方法
画鋲の穴もダメなの?
「明らかな過失がダメなら、画鋲の穴はどうなの?」と思う人もいるかもせん。
確かに、これはグレーですよね。
過失っちゃあ過失なんですけど、「普通に暮らしていれば画鋲くらい使う」というのも一理ありますしね。
まぁ、余計なトラブルと避けたい人は、ピン跡が残らない画鋲を使えばいいと思いますよ。