引越し前には様々な手続きが必要になってきますが、その中でも重要なのが「ライフラインの開通手続き」です。特に電気は引越し当日から使うので、早めに済ませておかなければいけません。
そこで今回は、
- 手続きに必要なこと
- 旧居でしなければいけないこと
- 新居でしなければいけないこと
について詳しく紹介していきます。
電気の利用停止・開始手続き
1.お客様番号
引越しの予定日が決まったら、すぐに電力会社に電話して、
- 契約者氏名
- 現住所
- 引越し先住所
- 引越し日時
- お客様番号
を伝えましょう。
お客様番号は、料金の請求書(電気と使用量のお知らせ)や領収書に記載されています。下の画像は、東京電力の請求書です。下部分にお客様番号があります。
出典:http://www.tepco.co.jp/
2.利用開始手続きも一緒に
引越し先が同じ電力会社圏内なら、一緒に利用開始手続きもしてもらえます。契約アンペアを変えたい人は、その時言ってくださいね。
圏外の場合は、新しい電力会社にも連絡してください。
3.最終月の料金ってどうなるの?
前回の検針日から引越し当日までの電気料金は、
- 引越し当日、その場で精算する
- 請求書を新住所に送ってもらう
- 口座振替
- クレジットカード
このいずれかの方法で支払います。ただし、口座振替・クレジットカードは電力会社が変わらない場合しか使えないので要注意です。
引越し当日、ブレーカーを落とす前に
1.ブレーカーを落とすと配管が破損
引越し当日は、安全のためブレーカーを切ってから家を出ることになっていますが、「給湯器がある」場合は、ブレーカーを落とすと配管が凍結して壊れる危険があるので、先に給湯器の水抜きをしてください。
2.給湯器ってどこにあるの?
給湯器は、部屋の外にあることがほとんどです。玄関の横に鉄の扉があると思うのですが、その中に給湯器の配管が入っています。
出典:http://www.e-di.com/immovables/lifeinformation/drainageapartment/
3.水抜きってどうやるの?
水抜きの手順は以下の通りです。
- ガスの元栓を閉める
- 給水の元栓を閉める
- 室内の蛇口を全開にして、水を全て出し切る
- 蛇口を閉める
- 給水の水抜き栓を開ける
- 給湯器の水抜き栓を開ける
- 追い炊き用水抜き栓(ある場合のみ)を開ける
- 水が出てこなくなったら、全ての水抜き栓を閉める
配管の配置は住まいによって違うので、詳しくは管理会社に聞いてください。
新居で電気が点かない!?
1.ブレーカーを操作しないと電気が点かない
新居では、最初は電気が点きません。
電気を使うには、ブレーカーを操作する必要があるんです。
出典:http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/basic/moving/moving02-j.html
- アンペアブレーカー(左)をON
- 漏電遮断器(中央)をON
- 配線用遮断器(右)をON
の順番でいじれば電気が点くはずです。点かない場合は電力会社に電話しましょう。
2.通電作業(立会い)が必要な場合もある
新居に電気温水器やエコキュートがある場合は、業者による通電作業が必要になります。原則立会いが必要になるので、予定を開けておいてください。
ガスの開栓にも立会いが必要なので、時間帯が被らないように注意です。ガスの引越し手続きに関しては、こちらを参照してください。
⇒ 【電気・水道とは勝手が違う!?】ガスの引越し手続き
少しでも分からないことがあれば
1.利用開始・停止手続き(電話)
- 契約者氏名
- 現住所
- 引越し先住所
- 引越し日時
- お客様番号
を伝えましょう。引越しシーズンは混雑するので、引越し2週間前には連絡したいですね。
2.引越し当日(旧居)
ブレーカーを落とす前に
- ガスの元栓を閉める
- 給水の元栓を閉める
- 室内の蛇口を全開にして、水を全て出し切る
- 蛇口を閉める
- 給水の水抜き栓を開ける
- 給湯器の水抜き栓を開ける
- 追い炊き用水抜き栓(ある場合のみ)を開ける
- 水が出てこなくなったら、全ての水抜き栓を閉める
3.新居で電気を使うには
- アンペアブレーカー(左)をON
- 漏電遮断器(中央)をON
- 配線用遮断器(右)をON
少しでも分からないことがあれば、電力会社に電話して聞きましょう。
水道も当日から使う
水道も引越し当日から使うものので、そっちの手続きも忘れないでくださいね。水道も使い初めの時には、面倒臭い作業が必要になりますよ。詳しくはこちら!
⇒ 【水道料金の引越し手続き】水止め栓を回しても水が出ない!?