「お肉も冷凍保存すれば長持ちする」
「でも、長くても1ヶ月しか持たない」
「てか、味落ちるよね?」
と思っている、そこのあなた!
確かに、私も味は落ちると思います。
こんなの当たり前ですよね。冷凍しようがしまいが、時間が経てば肉の味は落ちます。「冷凍すれば肉の変質を止められる」なんて言っても、完全に止めることは不可能です。
しかし、工夫次第では、肉の味をできるだけ保つことは可能です。「冷凍前より美味しい」というのは難しいにしろ、「冷凍前とほとんど変わらない美味しさ」は、今回紹介する方法を徹底すれば、実現できます。
冷凍する前に
1.水気を拭き取る
肉の表面にある水気は、臭みの原因になったり、雑菌を繁殖させて消費期限を短くする原因となるので、冷凍する前に、クッキングペーパーで軽く拭き取っておきましょう。
2.味付け
冷凍する前に、調味料で味付けしたり、タレに漬けておくと、雑菌が表面に寄生しにくくなります。これにより、肉の変質を抑えることが出来るので、味の劣化も緩和されます。
- 水気を取る
- 冷凍前に味付けをする
この2つは、味の劣化を防ぐことはもちろん、消費期限を延長させる意味合いもある重要な手順です。冷凍肉の消費期限を延ばす方法の詳細は、こちらをご覧ください。
⇒ 【知らなきゃ損!】肉の消費期限を極限まで延ばす冷凍保存法
急速冷凍で旨みを逃がさない
冷凍肉を解凍する時、赤い液汁が出たことってありませんか? あれはドリップという肉汁で、旨みや栄養分をたくさん含んでいます。
これが外に出るということは、要するに「美味しさ」が逃げてしまっているということなんです。これを防ぐには、急速冷凍するしかありません。
1.急速冷凍機能
冷凍するのに時間がかかると、細胞が壊れ、解凍時にドリップが出やすくなってしまいます。凍るまでの時間を短くするために、以下の3つを徹底してください。
- 冷凍庫に詰め過ぎない
- 冷凍庫の温度を下げる
- 急速冷凍機能を使う
「急速冷凍機能が無い」「冷凍庫の温度を変更できない」という場合は、金属を敷きましょう。
2.金属は冷えやすい
肉の下に、熱伝導が良い金属板を敷くことによって、冷凍するまでの時間を短くすることが出来ます。金属は、アルミトレーとかで構いません。
レンジで解凍したらダメ!
解凍の方法によっても、肉の味は損なわれます。
1.冷蔵庫で解凍するのが基本
- 室温に放置
- 水につける
- お湯につける
など、急に温めると、これまたドリップ(肉汁)が出る原因になってしまうので、冷蔵庫で、2~3時間くらいかけて解凍してください。「半冷凍」くらいにしてから調理するのが理想です。
2.電子レンジは水分を加熱する
よく、なんでもかんでも電子レンジで解凍する人がいますが(私、これでした)、電子レンジは、電磁波で食品内の水分を温める機械です。
肉の中の水分、つまり肉汁を電磁波で温めるわけですから、味が大幅に変わってしまいますよね。なので、冷凍肉の解凍に、電子レンジは絶対に使用しないでください。
旨みを逃がさない
冷凍肉を美味しくいただくには
- 冷凍前に表面の水気を取る
- 冷凍前に味付け
- 急速冷凍する
- 冷凍する際、アルミトレイを下に敷く
- 冷蔵庫で解凍する
- 電子レンジは絶対に使用しない
- 「半冷凍」状態になったら調理
これを徹底しましょう。