どうも、ナージャです。
前回は、冷凍保存した肉の「本当の消費期限」を紹介しました。意外と短くてびっくりした人も多いと思います。
肉の種類によっても違いますが、冷凍肉の消費期限は、大体2~4週間です。鶏肉なんて、下手したら1週間くらいしか持ちません。
そこで今回は、冷凍肉の消費期限を極限まで伸ばすために、できることをまとめてみました。これによって1~2週間は延長されるはずです。
腐ってから冷凍しても後の祭り
本題に入る前に1つだけ。
冷凍保存するなら、買ってすぐ、新鮮なうちに冷凍してください。「消費期限内のうちに冷凍すればOK」なんて思っているかもしれませんが、肉は刻一刻と鮮度が落ちていきます。鮮度が落ちるほど、冷凍した時の保存期限も短くなるので要注意です。
水分が多いと早く腐る?
ここからが本題です。
牛・豚・鶏の消費期限は、牛肉が最も長く、鶏肉が最も短いです。これは冷凍しても変わりません。なぜ肉の種類によって違うかというと、それは肉に含まれている水分量が違うからです。
1.水が多いとどうなる?
鶏肉は、肉に含まれている水分量が最も多いです。この水気が肉の表面に出てくると、雑菌が繁殖しやすい環境になってしまうので、結果的に消費期限が短くなります。
2.冷凍する前に
ではどうするか。
簡単です。
冷凍する前に、クッキングペーパーで肉の表面にある水気を拭き取ってしまえばいいんです。こうすることで、消費期限が延びるだけでなく、肉の臭みも取ることが出来ます。
冷凍しても、空気に触れれば酸化する
肉の表面の脂は、空気に触れると酸化し、変色してしまいます。凍らせた状態でも酸化するので、冷凍する際は、必ず空気に触れないように密閉してくださいね。
- ラップに包む
- ジッパー付パックに入れて密閉
この際、1食ずつ分けて保存すると、食べる時、楽ですよ。
「調理」してから冷凍
そして、最も消費期限を延ばしてくれるのがこれ。
冷凍する前に、「調理」するかしないかで、消費期限が1~2週間くらい変化します。
- 焼く
- 茹でる
- 調味料で味付け
- 漬ける
1.焼く・茹でる
加熱することで、殺菌効果が期待できる他、肉の変質・腐敗がストップする(完全に止まるわけじゃない)ので、冷凍保存した場合の消費期限は、飛躍的に高まります。
2.味付け・漬ける
調味料や香辛料で味付けしたり、タレに漬けると、肉の表面に雑菌が寄生し難くなるので、これまた肉の寿命が大幅に延命されます。
一人暮らしだと、持て余しがちな「生鮮食品」
肉などの生鮮食品は、買ってすぐ食べなければ腐ってしまうため、一人暮らしだと「まとめ買い」が出来ず、非常にコスパの悪い食品です。しかし、
- 新鮮なうちに冷凍
- 冷凍する前に水気を取る
- 密閉して空気を遮断
- 冷凍前に調理
など、工夫して冷凍すれば、一人でも十分食べ切れるくらい、消費期限を延ばすことが可能なんです。ぜひお試しあれ。
でも、冷凍すると味が落ちるよね
しかし、消費期限をいくら延ばしても、それによって味が悪くなるんじゃ意味がありません。どうせ食べるなら、美味しくいただきたいものですよね。
それにはどうすればいいか。
これは下の記事で詳しく掘り下げているので、気になる方は、合わせてこちらもチェックしてみてください。
⇒ 【味の革命!】冷凍保存した肉を、100倍美味しく解凍する方法