マンションの騒音対策!ばれない仕返し方法も紹介!
  • 上の階の足音がうるさくてイライラする
  • 隣の大学生が夜中まで騒いでて眠れない
  • 何か仕返しをしたい

…とお悩みのあなたに向けて、この記事では騒音主への仕返し方法について詳しく解説します。

「直接文句を言うのは怖い」
「でも泣き寝入りはしたくない」
「相手を引っ越させたい」
という人はぜひ最後までお読みください。

 

【危険】やってはいけない仕返し方法

まず最初にNGな仕返し方法とそのリスクについて説明します。騒音にイライラしてついやってしまいがちなことばかりなので気をつけてください。

 

指向性スピーカーで仕返し

一番やっちゃいいけないのは、指向性スピーカー等でこちらも騒音を出すことです。やられたらやり返す戦法ですね。気持ちは分かりますが、絶対にやってはいけません。理由は以下の3つです。

  • 騒音主が被害者面をしてくる
  • 周りの住人にも騒音被害が及ぶ
  • 大家/管理会社からの印象が悪くなる

基本的に騒音主は自分視点でしか物事を考えられない馬鹿なので、自分が騒音を出している自覚がないことが多いです。なのでこちらがスピーカーで反撃すると、逆に騒音被害に遭ったみたいな顔をしてきやがります。

また、スピーカーで大きな音を出してしまうと、騒音主以外の他の部屋にも音が伝わってしまいます。他の住民からしたらあなたも騒音を出してるヤバい奴だと思われます。そうなると大家/管理会社からの印象も悪くなります。印象が悪くなると、正しいことを言っても信じてもらいにくくなります。

 

モスキート音を出す

子供が騒いだり走り回る音がうるさい場合の仕返しとして、モスキート音を流す方法がありますが、これもおすすめできません。

ちなみにモスキート音は若者にしか聞こえない18~20kHzの高周波音のことです。年代によって聞こえる音の周波数の目安は以下の通りです。

年齢周波数
全年齢9kHz
~60代10kHz
~50代12kHz
~40代14kHz
~30代15kHz
~20代16kHz
~10代18kHz

情報元:リオネット補聴器

子供がうるさい場合は、子供にしか聞こえないモスキート音で仕返しするのは一見理にかなってるようにも思えます。実際、繁華街では若者のたむろ防止でモスキート音を流しているところもあります。

ただ、モスキート音は大人でも人によっては聞こえるので、関係ない人まで嫌な思いをする可能性があります。なのであまりおすすめはできません。

また、故意にモスキート音を流して嫌がらせをしていることが騒音主にバレて、それを録音された場合は、あなたが逆に訴えられる危険もあるので注意が必要です。

 

天井/壁を叩く

上の階からで子供が走り回ってたり、隣の部屋でバカ大学生共がどんちゃん騒ぎしてるしてると、ついつい壁や天井をドンって叩きたくなりますよね。でもこれもおすすめしません。

確かに壁ドンして一時的に静かになるケースもあります。でもそれは相手がまともな人間の場合です。

基本的に騒音を撒き散らしてる連中は、想像力が著しく欠如しているため、自分が騒音を出しているという自覚がないことが多いです。そのため、あなたが壁や天井を叩けば、相手は「私は何もしていないのに急にドンと叩かれた」と被害者面しやがります。中には「急に壁ドンされた」と大家さんや管理会社に苦情を入れてあなたを加害者に仕立て上げる馬鹿もいるので注意が必要です。

また、賃貸の場合、壁や天井を叩いて傷がついたり穴が空いてしまうと、後で修繕費を請求されるというリスクもあります。

 

「うるさい」と大声で怒鳴る

大声で怒鳴るのも壁ドンと同じ理由でおすすめできません。特に複数人で騒いでる声が聞こえる場合、相手は人数が多いことで気が大きくなっているので、逆上して怒鳴り込んでくるケースも少なくありません。注意してください。

騒音主が一人で、電話の声やテレビの音などがうるさい場合は、1回くらいは怒鳴ってもいいとは思いますが、繰り返し怒鳴るのはやめましょう。周りの住民からあなたも騒音主とみなされてしまうので。

 

直接苦情を言いに行く

直接苦情を言いに行くのもおすすめしません。何度も言いますが、騒音主のほとんどは無自覚で無神経な馬鹿が多いので、基本的に話が通じる相手ではありません。直接苦情を言ったりしたら、逆上される恐れがあります。

 

ネットで晒す

また、騒音主のことをネットに投稿するのは絶対にやめましょう。

騒音被害に遭ってることや、騒音の大きさを計測してネットで公開するくらいなら大丈夫かもしれませんが、騒音主の個人を特定できるような情報をネットにアップすると名誉毀損で訴えられる恐れがあります。

 

騒音主へのばれない仕返し方法

騒音のケース別にばれない仕返し方法を紹介します。ここでいう「ばれない」とは、仕返しをした人があなただということが騒音主にばれないという意味です。

 

話し声や音楽がうるさい場合

話し声や音楽がうるさい場合は、結構簡単に仕返しできますし、追い出すの比較的容易です。

1. 警察に通報

一番効果的な仕返し方法は110番通報です。夜中(22~6時)に音楽や話し声がうるさい場合は、すぐに110番通報しましょう。通報は匿名でもOKです。名前と住所を聞かれますが、「匿名でお願いします」と言えば匿名通報できます。

音楽や話し声は外からでも聞こえることが多いので、警察も注意しやすいです。

警察が家に来て注意されるって結構ショッキングなので、これはかなり効果的な仕返しになります。もし警察に注意されてもまた騒音が再開した場合は、もう1回警察に通報してください。一度警察に注意されたのにやめない場合は軽犯罪法の「静穏妨害の罪」に該当するので、場合によっては逮捕されます。

軽犯罪法第一条十四項
「公務員の制止をきかずに、人声、楽器、ラジオなどの音を異常に大きく出して静穏を害し近隣に迷惑をかけた者は、これを拘留又は科料に処する。」

引用元:e-gov法令検索

ただ、警察が来た時に騒音が確認できない場合は注意してくれないことが多いです。騒音被害で通報する方法や注意点は以下のページで詳しく解説しています。

2. 複数人で大家/管理会社に苦情

110番通報しても騒音が止まない場合は、他の住人と結託して大家/管理会社に苦情を入れましょう。音楽や話し声は上下左右の全方向に響くので、あなた以外にも騒音被害に悩んでいる住人がいる可能性が高いです。一度訪ねてみて、一緒に大家/管理会社に相談してくれないか頼んでみましょう。普段近所付き合いをしていなくても、同じ被害に遭っている人なら協力してくれる可能性が高いです。

大家/管理会社に苦情を入れる際は、騒音の証拠があると良いです。話し声や音楽は安い騒音計でも計測できるので、Amazonとかで探してみてください。おすすめはサンワサプライの騒音計です。安いのに高機能なのでAmazonでもベストセラーになってます。

ちなみに騒音の基準値は以下の通りです。

6~22時:55デシベル以上
22~6時:45デシベル以上
参照元:環境省

 

上の階の足音がうるさい場合

上の階からの足音などの振動音がうるさい場合は、かなり難しいです。あなた以外にも騒音被害に遭っている住民がいない場合は、騒音主を引っ越させるのはほぼ不可能だと思ってください。

主な仕返し方法は以下の3つです。

  1. 大家/管理人に注意してもらう
  2. 同じフロアの仲間を集める
  3. 証拠を揃えて訴える

1. 大家/管理人に注意してもらう

まずは大家や管理人に相談して注意してもらいましょう。大家/管理人相談する際の注意点は以下の3つです。

  • 感情的にならず丁寧に伝える
  • 騒音の大きさや時間を具体的に伝える
  • 自分の名前は出さないようにお願いする

特に大事なのは「感情的にならずに丁寧に伝える」ことです。騒音ってストレスが溜まるので、イライラしてつい語気を荒らげちゃいそうになりますけど、大家さんや管理人さんは何も悪くありません。悪いのは上の階のクソバカだけです。大家さんや管理人に当たり散らしてしまうと、逆にあなたの印象が悪くなります。

大家さんや管理人は絶対に味方につけなければいけないので、声を荒げず低姿勢で丁寧な口調で相談しましょう。

2. 同じフロアの仲間を集める

大家さんや管理人に一度注意してもらっても改善しない場合は、同じ階で被害者の会を作ることをおすすめします。

というのも、上の階の足音は、アパートだと真下の部屋にしか聞こえない事が多いですが、マンションの場合は真下だけでなくその周りの部屋にも結構響くんです。

マンションはコンクリートで二重床だから騒音は伝わりにくいんじゃないの?

確かにテレビ音とか話し声はマンションだと聞こえにくいです。しかし、足音やドラム式洗濯機の振動音など、壁や床に直接ぶつかる音は木造よりコンクリートの方が響きます。

しかも多くのマンションは、床と下の階の天井の間に配管などが通る空間がある構造になっています。つまりコンクリートとコンクリートの間に空気の層があるんです。この空気の層が太鼓現象を起こして音を増幅するため、真下のへやだけでなく斜め下の部屋にも音が伝わったりします。

なので、隣の部屋の住人に話を聞いてみてください。もし同じように上の階の足音で悩んでいた場合は、一緒に大家さんや管理人に相談しましょう。

騒音って人によって感じ方が結構違うので、苦情を言ってる人が1人だけだと大家さんや管理人もあまり強く注意できなかったりします。でも複数人いればかなり強く注意できるので、ぜひ被害者仲間を集めてみてください。

3. 証拠を揃えて訴える

もし上の階の騒音で悩んでいるのがあなただけの場合は、騒音がする時間に大家さんや管理人さんに来てもらうか、自分で証拠を揃えて訴えるしかありません。

ただ、足音とか振動音は市販の安い騒音計じゃ上手く測定できないことが多いため、証拠集めもかなり苦労します。なので引越したほうが楽だと個人的には思います。

 

下の階がうるさい場合

下の階から床をドンドンされている場合は、あなたが騒音を出している可能性があります(もちろん相手が神経質なだけの場合もあります)。

まずは防音マットを敷いたりして対策してみてください。それでも下からの騒音が止まない場合は、大家/管理会社に相談しましょう。

もしこちらが何もしていないのに下の階から天井を叩いたり音を流して嫌がらせをしてくる場合は、それを録音して証拠を揃えれば訴えることも可能です。

 

騒音被害から身を守る便利グッズ

騒音被害に対して直接的な仕返しをしてしまうと、逆に加害者扱いされたり、相手が逆上して危険な目に遭うリスクもあります。そのため、通報や苦情など間接的な仕返ししかできません。

もし今回紹介した方法を試しても騒音が止まらない場合は、引っ越しをすることをおすすめします。引越先が見つかるまでは、耳栓で我慢してください。

百均の耳栓だと足音とかは全然聞こえちゃうので、飛行機に乗る時にするような完全遮音の耳栓がおすすめです。