油はねの原因は水蒸気爆発!揚げ物作る時は防止ネット必須

「揚げ物をしたいけど油はねが怖い」
「油はねをしないやり方ってあるの?」
「油はねの後片付けが面倒」

こんな悩みをお持ちのあなた!
油はねは「調理前の5分の工夫」と「400円の出費」でほぼ完全に抑えることが出来ます。今回はその具体的な方法を紹介します。

油はねのせいで揚げ物作りを躊躇していた方も、これを読めば家庭で揚げ物ができます。値段が高い惣菜を買わなくて済みので食費の節約にもなりますよ。

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1.揚げ物の油はねの原因

油はねの原因は水です。
調理器具や食材についている水が油の中に入ると、これが油はねを引き起こす原因になります。

なぜ水が入ると油はねが起きるのか。
それは水と油は沸騰する温度が違うためです。水は100℃、油はおよそ200℃。つまり水と油が鍋に入った状態で熱すると、水が先に沸騰して水蒸気になります。

水は水蒸気になると1000倍も体積が膨張して、油の中で逃げ場を失ってしまいます。こうして水が油の中で小さな爆発を起こし油がはねるんです。

 

2.油はねの防止法 ~調理前~

油はねの対処法として
まずは水分を取り除く方法をご紹介します。

 

2.1.調理器具の水分をなくす

揚げ物に使用する鍋やフライパンは、しっかりと乾かして水気をよく拭き取ってから使用しましょう。

私はフライパンを毎回洗うのが面倒なので濡らしたキッチンペーパーで拭いて再使用していましたが、水気が残っていたため油はねがひどかったです。ですが、ちゃんと洗って乾いたキッチンペーパーやダスターなどで水気を拭き取るようにしたら油はねがかなり少なくなりました。

また、揚げ物をひっくり返したり取り出したりする菜箸やトングに水分がついていても油はねの原因になるので、これらも必ず水分がついていない状態で使用しましょう。

 

2.2.油に水分が入らないようにする

キッチンは水気が多い場所です。水道の水はねや洗った手が十分乾いていない状態で作業をすると、油の中に水分が入り込み油はねの原因になります。

水道はできるだけ油から遠い場所で使用したり、洗った手はしっかりとタオルで拭いてから作業するようにしましょう。

 

2.3.食材の水気をしっかり落とす

食材の水気が最も油はねの原因になりやすい水分です。野菜を洗った後の水気はキッチンペーパーでよく拭き取りましょう。鶏肉や豚肉のドリップもキッチンペーパーでよく拭き取り、下味をつけた後も余分なたれはしっかり切りましょう

私は唐揚げを作るとき、余分な水分を落とすため以下の手順を取っています。

  1. 鶏肉をキッチンペーパーで拭く
  2. 鶏肉に下味をつける
  3. バットの上に網をおく
  4. 網の上に鶏肉を乗せて
    余分なタレを落とす
  5. 鶏肉に小麦粉を付ける

 

3.油はねの防止法 ~調理中~

上記の方法を徹底すれば油はねは少なくなります。しかし、食材の中に含まれる水分は取り除けないため、完全に油はねをなくすことはできません。そのため、調理中は以下の方法で油はねを防ぎましょう。

 

3.1.蓋をする

食材を投入したあとに鍋に蓋をすると、油はねをガードしてくれます。以前の私はいちいち蓋を開けるのが面倒なので、蓋を少しずらして隙間を作り、そこから食材を投入するようにしていました。

ただこの方法だと水蒸気が外に逃げません。水蒸気はフタで冷やされ水に戻って、また油の中に垂れてしまうので永遠にバチバチなります。なので私は現在「オイルスクリーン」を使っています。

 

3.2.油はね防止ネットを使う

「オイルスクリーン」は油はね防止ネットのことで、丸いステンレス製の網です。網部分は油は通さず水蒸気だけを通すようになっています。なのでこれを鍋やフライパンの上に置くと、油はねを防ぐだけでなく徐々に沈静化させてくれます。

値段は400円ほどです。

サイズは鍋やフライパンの大きさより1cmほど直径の大きいものを使用しましょう。私は「大は小を兼ねるから」とか訳の分からない理由で一番でかいサイズを購入したところ、網の外縁部が焦げました

うちはIHだから大丈夫
と思うかもしれませんが、いずれにせよ大き過ぎると調理中邪魔なので、鍋やフライパンのサイズに合った物を買うことをおすすめします。

 

油はねの原因は水分だった

今回の内容をまとめます。

  • 油はねの原因は水分で、これをいかになくすかが重要である
  • 調理器具、油、食材の水分をよく切ることで、油はねを防ぐことができる
  • 鍋に蓋をすれば油がはねてもガードできる
  • 油はね防止ネットを使うとより簡単に油はねを防げる

簡単な一手間をかけることで、油はねを防ぐことができますよ。是非試してみてください。

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