ブラックキャップは効果大!でも死骸見たくないならゴキブリキャップの方がおすすめ
ブラックキャップって効果あるの?逆にゴキブリ増えたってレビューがあったから不安なんだけど

・・・とお悩みのあなた!
ブラックキャップはゴキブリ駆除効果が高いですが、置く場所が悪いと全然効果がなかったり、逆に外からゴキブリを呼び寄せてしまう危険もあるため注意が必要です。

そこで今回はブラックキャップの効果的な使い方と、逆効果になってしまう危険な使い方について詳しく解説していきます。

私は今まで10件以上の賃貸物件に住んだことがあり、ゴキブリ対策グッズも一通り試しましたが、ブラックキャップは今も使っています。それくらい駆除効果が高いので、ぜひ最後までお読みください。

 

ブラックキャップの効果

ブラックキャップは一言でいうと対ゴキブリ用の毒餌トラップです。食べたゴキブリだけでなく、家中のゴキブリを一掃できる効果が期待できます。

 

食べたゴキブリはどうなる?

ブラックキャップの中には、バナナ風味のクリーム色っぽい餌が入っています。この餌には神経系を麻痺させる殺虫成分「フィロプロニル」が配合されていて、食べたゴキブリは数時間から1日程度で死に至ります。

食べてから死ぬまでタイムラグがあるため、その間にゴキブリは巣に帰って、ブラックキャップを含んだフンを排泄します。ゴキブリにとっては他人のフンも立派なご飯なので、他のゴキブリがブラックキャップが含まれたフンを食べ、巣にいるゴキブリ全員にブラックキャップが行き渡り全滅します。

  1. ゴキブリがブラックキャップを食べる
  2. そのゴキブリが巣に帰る
  3. 巣でブラックキャップ入のフンを排泄
  4. 他のゴキブリがそのフンを食べる
  5. 全てのゴキブリにブラックキャップが行き渡る
  6. 数時間後に麻痺して死亡
  7. ゴキブリを巣ごと駆除できる

ブラックキャップを食べたゴキブリが死ぬ前に卵を生んだとしても、その卵にも毒が行き届いているので孵ることなく死にます。

効果期間はいつからいつまで?

ブラックキャップは、設置してから1年間効果が持続します。パッケージにもそう書かれています。以前は6ヶ月でしたが、2023年5月現在販売されているブラックキャップは全て効果期間が1年となっています。

ただし、中の毒餌がなくなった場合は1年経っていなくても交換する必要があります。そのため、ゴキブリの活動状況や置き場所によっては、効果が短くなる場合もあると思っておいてください。

私が以前住んでいたアパートでは、夏場は2ヶ月弱でブラックキャップの中の毒餌が無くなってしまいました。なので、1ヶ月毎に毒餌の減り具合をチェックして、定期的に交換することをお勧めします。

誘引距離(有効範囲)

ブラックキャップの毒餌には誘引剤も含まれていますが、その効果範囲は半径1~2m程度と公式サイトに書かれています。

情報元:アース製薬

なので、外からゴキブリが大量に集まってくる心配は基本的にありません。

 

逆効果になってゴキブリが増えたケース

ブラックキャップの商品レビューを見ると、ブラックキャップ設置後にゴキブリが増えた気がするといった口コミがあります。

隠れていたゴキブリが出てきただけ

ほとんどの場合は、今まで家の中に隠れていて気付かなかったゴキブリが、ブラックキャップに引き寄せられて、見える場所に出てきただけなので心配ありません。1匹いたら30匹いると思えってやつです。

侵入経路がある場合は要注意

ただし、玄関などに置いてしまうと、下のドアの隙間を通ってゴキブリが外から呼び寄せてしまう可能性があります。

  • 玄関
  • 通風孔
  • エアコン

などの近くにはブラックキャップを置かない方がいいでしょう。私は玄関の下にブラックキャップを置いていたら、外からゴキブリが入ってくる瞬間を見てしまったことがあります。それから怖くて玄関には絶対に置かないようにしています。

 

効果的なブラックキャップの使い方

ブラックキャップを使って効率よくゴキブリを駆除する方法を解説します。

まずは家を掃除する

他にゴキブリのエサになるようなゴミや食べ物がある状態だと、ブラックキャップを置いてもゴキブリは毒餌に集まりにくくなります。なので、まず最初に部屋を掃除しましょう。

できるだけ、ゴキブリの餌となるものを減らしておくと、餌はブラックキャップだけになるため、食いつきが良くなります。

お風呂場はゴキブリの餌の宝庫にもなるため、髪の毛など定期的に掃除して取り除いた方が良いです。

最初はたくさん置く

ブラックキャップは毒餌トラップなので、ゴキブリの通り道に置かないと意味がありません。しかし、各家によってゴキブリの通り道は違うため、正確にどこかは断言できませんよね。

なので最初は、ゴキブリの通り道になりそうな場所全てにブラックキャップを置いてください。

ゴキブリは湿気が多く、暗くて暖かな場所を好みます。また夜行性ですので、日中は直射日光が当たらない狭い場所に隠れていることが多いです。主な場所は以下の8箇所です。

  • キッチンの棚の中
  • コンロの下
  • 引き出しの中
  • 洗面所・流しの下
  • 冷蔵庫の下
  • 机の裏側
  • クローゼットの中
  • 家具と家具の隙間

どこに置いたか忘れないように、置き場所をメモしておくことをおすすめします。

    エサの減り具合から効果的な置き場所を特定する

    ブラックキャップを置いて1ヶ月経ったら、一つずつキャップの中の毒餌の減り具合を確認してください。

    かじった痕があったり、ほとんど食べられている場合は、そこはゴキブリがよく通る場所です。逆に毒餌が綺麗なままの場合は、ゴキブリが来ない場所と言えます。

    ゴキブリがよく通る場所を特定できたら、そこに重点的にブラックキャップを置くようにしましょう。

     

    メリット・デメリット

    ブラックキャップのメリット

    • 即効性がある
    • 効果期間が長い
    • 使いやすい(置くだけ簡単)
    • 値段が安い
    • 1匹かかれば巣にいるゴキブリを一掃できる

    ブラックキャップのデメリット

    • 人間やペットには無害ではないため、取り扱いには注意が必要
    • ゴキブリ以外の昆虫にも効果があるため、他の昆虫を飼っている場合は注意が必要
    • 死骸は自分で掃除する必要がある

     

    ブラックキャップの注意点

    ブラックキャップを使用する上での注意点が2つあります。

    湿度管理が必要

    1つ目の注意点は湿度です。ブラックキャップの中に入ってる毒餌は生餌なので、湿気が多いとカビが生えてしまうんですよね。カビが生えると誘引効果も薄れるため、ゴキブリの食いつきが悪くなります。

    キッチンや洗面所など湿度が高い場所にブラックキャップを置く際は、「ドライペット」など湿気を取ってくれるアイテムを近くにおいておきましょう。

    また、定期的に確認して中の餌がカビてないかもチェックしましょう。カビが生えてたらすぐ交換してください。

    死骸を見たくないならやめた方がいい

    2つ目は死骸です。ブラックキャップの最大のデメリットは死骸は自分で処理する必要がある点です。巣に帰って死ぬことが多いので、目に見える場所に死骸が転がってることは少ないですが、大掃除などで家の隅々まで掃除するとゴキブリの死骸が見つかってびっくりすることがあります。

    死骸も見たくない人には、ブラックキャップよりも「ゴキブリキャップ」がおすすめです。ゴキブリキャップはホウ酸を含んだ毒餌で、これを食べたゴキブリは死ぬ前に脱水症状になり、下水を求めて勝手に外に出ていきます。外で死んでくれることが多いので、死骸を見る可能性はぐっと下がります。

     

    ブラックキャップの口コミ・評判

    Amazonでのブラックキャップの評価は星4.3です。


    引用元:Amazon

    参考になる口コミ(レビュー)を以下にまとめます。

    良い口コミ

    • いくら退治しても外からゴキブリがやってきていたが、ブラックキャップを置いてから数ヶ月ゴキブリを全く見なくなった
    • 家のあちこちに置いたらキッチン周りでゴキブリの死骸がよく見つかるようになった
    • 類似商品をたくさん買ったが、こんなに目に見えて効果があったのは初めて

    悪い口コミ

    • ゴキブリが出たので置いたが、2ヶ月経っても普通に動いているゴキブリを見た
    • ゴキブリがブラックキャップの横を素通りしているのを見た
    • ゴキブリには効いたが、部屋が1階だったためか外からアリを呼び寄せてしまった

    情報元:Amazon

     

    ブラックキャップの値段

    ブラックキャップは12個入りで700~800円くらいで売っています。私が調べた現時点ではAmazonが最安値でした。

     

    Q&A

    ブラックキャップって屋外でも効果ある?

    ブラックキャップには屋外用もあります。ベランダとかに大量にゴキブリが出る場合は置いてもいいと思います。

    ブラックキャップって安全?

    ブラックキャップに含まれている殺虫成分「フィプロニル」は非常に微量なので、人間やペットが食べても死ぬことは考えにくいです。ただ、完全に安全ではないため、公式サイトでは、以下のような対処法が書かれています。

    <容器を触ったり、なめてしまった場合>

    容器を触ったり、なめた程度であれば問題ありません。有効成分のフィプロニルは非常に微量であり、また、それ以外の配合成分は、小麦粉など食品に用いられるものや食品添加物に類するものですので、なめた程度であれば問題はありません。また、誤食防止として、安息香酸デナトニウム(口に入れた瞬間に非常に苦味を感じ、口に入れておくことができない)を混ぜているため、大量に摂取することはないものと思われます。

    <食べてしまった場合>

    食べてしまった場合は、次のように対処ください。
    ・食べた量が1~2個の場合・・・牛乳や水を飲ませて、そのまま様子を見てください。
    ・食べた量が3個以上の場合・・・牛乳や水を飲ませて、念のため、本製品がフィプロニルを含有する製剤であることを医師または獣医師に告げて、診療を受けてください。

    引用元:アース製薬

     

    ブラックキャップとゴキブリキャップの違いは?

    ブラックキャップとゴキブリキャップはどちらも毒餌トラップですが、配合されている殺虫成分が異なります。

    ブラックキャップには神経系を麻痺させるフィプロニル、ゴキブリキャップにはホウ酸が含まれています。

    ブラックキャップを食べたゴキブリが数時間から1日後に麻痺して死ぬのに対して、ゴキブリキャップを食べたゴキブリは死ぬ前に脱水症状になり、水を求めて外に出ていくので、家の外で死んでくれるのが利点です。Amazonでも高評価を獲得しています。

    【ゴキブリキャップの評価】

    引用元:Amazon

    ただ、30個入りで2000円以上するので、ブラックキャップの倍近くの値段がします。ただ、その分駆除効果は高いです。