家中のゴキブリが勝手に出ていく裏技!自分で駆除するのが怖い人必見
家にゴキブリが出たけど怖くて駆除できない。勝手に出ていく可能性ってある?追い出すにはどうすればいいの?

・・・とお悩みのあなた!
結論から言います。
ゴキブリが勝手に出ていく可能性はほぼゼロです。でも、ゴキブリを追い出す方法ならあります。

今回はゴキブリの生態と家から追い出す方法を解説します。私はこれまで10件以上の賃貸物件でゴキブリに遭遇し、その度に今回紹介する方法を実践しましたが、ほとんどの部屋でゴキブリを追い出すことに成功しました。ただ、隣に飲食店があるアパートの1階に住んでたときは、外からやって来るゴキブリの数が多すぎてあまり効果を実感できませんでした。10匹以上ゴキブリを見る人は、害虫駆除業者に頼むか引越すことをおすすめします。

でも1,2匹ゴキブリを見かけたくらいだったら、今回紹介する方法でゴキブリを一掃できると思います。ゴキブリの死骸を処理するのも怖いという人はぜひ最後までお読みください。

 

部屋にゴキブリが出る理由

ゴキブリが部屋に出る理由は3つ考えられます。

  1. 外から侵入してきた
  2. 元から住み着いていた
  3. 自分で持ち込んでしまった

外から侵入してきた

1つ目は外から侵入してきたケースです。

ゴキブリは幼虫なら1~2mm、成虫でも5mmほどの隙間があれば通ることができるため、少し開けっ放しにした玄関や窓の隙間などから容易に侵入します。奴らは動きが素早いため、侵入されたことに気付かないことがほとんどだと思います。

▶ ゴキブリはどこから家に入ってくる?見落としがちな侵入経路10選

外部から侵入する場合、ゴキブリは人間が住んでいる場所に餌を求めてやってきます。ゴキブリが好む餌は、食べ物の残りカスや油汚れ、人間のフケ、皮脂などです。ぶっちゃけ何でも食べます。

元から住み着いていた

2つ目はあなたが住む前から、家にゴキブリが住み着いていた場合です。前に住んでいた人が不衛生だと、既にゴキブリが大量発生していることがあります。

自分で持ち込んでしまった

3つ目は引越しの際などに、ゴキブリの卵がついたダンボールを家に持ち込んでしまって、そのままにしていたケースです。

ダンボールの二重構造は狭くて暗くて湿度も保たれるので、ゴキブリからすると居心地の良い環境なんです。そのため、ゴキブリはダンボールに住み着いたり、ダンボールの隙間に卵を産みつけることがあります。

それに気付かずに家に持ち込んでしまって、孵化したゴキブリが部屋に出るケースがあります。

ダンボールに卵を産みつけられた場合、1cm程度の大きさの黒い粒があるかもしれません。その場合は、殺処分する必要があります。

 

ゴキブリが勝手に出ていくことはある?

結論から言うと、家にいるゴキブリが勝手に外に出ていくことはまずありません。なぜなら、基本的に家の中ってゴキブリにとっては非常に住みやすい環境だからです。

家はゴキブリが好む環境

ゴキブリは暖かくて湿気があり、狭くて暗い場所があり、そして食べ物が豊富な環境を好みます。

人が住んでいる家の中は基本的に暖かくて湿気もありますし、家具の隙間やクローゼットの中など、狭くて暗くて隠れやすい場所もたくさんあります。そして食べ物も豊富です。ゴキブリにとっては理想的な環境なんです。

ゴキブリは基本的に何でも食べます。生ゴミに限らず、人間の皮脂や髪の毛、ホコリでも何でも食べるんです。毎日掃除をしていても、こうしたゴキブリのエサが完全にない環境にするのは結構難しいですよね。

だから、一旦ゴキブリが家に住み着いてしまったら、勝手に出ていく可能性はほぼゼロだと思っておいて間違いはないです。

放置しておくと大量発生する

毎日掃除にして綺麗にしておけば、そのうち勝手に出ていくんじゃないかな

と思うかもしれませんが、それは難しいです。確かに毎日掃除して綺麗にしておけば、外から新しくゴキブリがやってくる可能性はかなり低くなると思います。

でも既に住み着いてるゴキブリは、家が火事にでもならない限りは出ていきません。それどころか、放置しておくと勝手に繁殖してどんどん増えていきます。

全国的に発生するクロゴキブリは1匹あたり約200個の卵を産み。約1ヶ月ほどで孵化します。チャバネゴキブリなど他の種類のゴキブリも1匹あたり20~30個は卵を産み、1~2週間で孵化します。


引用元:https://meetsmore.com/services/cockroach-control/media/83492

「勝手に出ていくでしょ」と思って放置していたら、1~2週間で20~30倍に増えてしまうんです。

だからこそ、ゴキブリを見たらすぐに駆除する必要があります。

 

ゴキブリを家から追い出す方法

でもゴキブリを駆除するのは怖いし、死骸を処理するのも怖い。勝手に出ていってくれるのがベストなんだけど…

そんなあなたにおすすめなのが「ゴキブリキャップを使って追い出す方法」です。ゴキブリキャップはホウ酸が含まれた強力な毒餌です。ホウ酸を食べたゴキブリは脱水症状になり、半日~数日で死に至ります。脱水症状になったゴキブリは水を求めて外に出ていく可能性が高いです。

ただし、ゴキブリキャップの効果を最大限発揮させるには準備が必要です。具体的な手順を以下に示します。

  1. 掃除してゴキブリのエサを極力減らす
  2. 水気を極力なくす
  3. ゴキブリキャップを設置する

掃除してゴキブリのエサを極力減らす

まずは家を掃除して、ゴキブリのエサを極力減らします。他にエサがある状態でゴキブリキャップ(毒餌)を置いても、食いつきが悪くなってしまうからです。毒餌は食べてもらわないと効果がありませんからね。

床は掃除機をかけてゴミやホコリをなくしましょう。生ゴミはちゃんと密閉して蓋付きのゴミ箱に入れて、ゴミ箱周りも綺麗にしてください。流しの水切りネットや三角コーナーに生ゴミや汚れがないかもよく確認してください。

ちなみに掃除は明るい時間帯にしてくださいね。夜はゴキブリの行動が活発になるので、掃除中にゴキブリに出くわす可能性が跳ね上がります。ゴキブリが隠れている日中に掃除を済ませて、食べ物をなくしましょう。

水気を無くす

次に水気をなくします。ゴキブリキャップを食べて脱水症状になったゴキブリは、水のある場所に移動します。しかし、家の中に水のある場所があるとそこに集まって死んでしまうので、後で大量のゴキブリの死骸を見る羽目になります。そんなの嫌ですよね。トラウマものです。

なので、ゴキブリキャップを置く前に家中の水気をなくす必要があります。そうすれば脱水症状になったゴキブリは水を求めて外に出ていきます。具体的な手順は以下の通りです。

  1. 風呂、キッチン、洗面台など水回りは使用しない
  2. 浴槽の水は抜く
  3. 換気扇を回して乾燥させる
  4. それでも濡れている箇所はタオル等で水気を拭き取る
  5. トイレは蓋をして隙間を塞ぐ

トイレの水だけは抜くことができないので、きちんと便座の蓋を締めた状態でドアの隙間とかをテープで塞いでおきましょう。

梅雨の時期で湿度が高い場合は、除湿剤を置いて、湿度を下げておきましょう。除湿剤は「ドライペット」や「水とりぞうさん」が有名ですよね。うちではドライペットを使っています。個人的にはこれがコスパ最強です。

ゴキブリキャップを設置する

エサと水をなくしたら、ゴキブリが隠れていそうな場所や通り道にゴキブリキャップを設置しましょう。

・おすすめの設置場所

  • キッチンの棚の中
  • コンロの下
  • 引き出しの中
  • 冷蔵庫の下
  • 家具、家電の隙間
  • クローゼットの中

とにかく考えられる場所全てに設置することをおすすめします。

・全てのゴキブリが出ていく理由

でも毒餌って食べたゴキブリにしか効果ないから、全てのゴキブリを追い出すことはできないんじゃないの?

・・・と思うかもしれませんが、安心してください。食べたゴキブリだけじゃなくて、巣にいるゴキブリを一層できます。理由は2つです。

  1. 食べたゴキブリのフンを他のゴキブリが食べる
  2. 食べたゴキブリは警告フェロモンを出す
①食べたゴキブリのフンを他のゴキブリが食べる

ホウ酸を食べてからゴキブリが死ぬまでに半日~数日のタイムラグがあります。この間にゴキブリは巣に帰ってフンをしますが、このフンにもホウ酸が含まれます。

というのも、ゴキブリキャップはホウ酸濃度が50%(情報元:タニサケ公式サイト)とかなり高いため、食べたゴキブリのフンや卵にまでホウ酸が残るんです。

ゴキブリは他のゴキブリのフンも食べるため、巣にいるゴキブリはそのホウ酸入りのフンを食べます。

②食べたゴキブリは警告フェロモンを出す

もちろん、ゴキブリの数が多い場合は、巣にいる全てのゴキブリにフンが行き渡らないとこともあるでしょう。

でも大丈夫です。徐々にホウ酸が効いてくれば、ゴキブリは危険を察知して「警告フェロモン」を出すんです。これはゴキブリにしか分からない匂いで、同種のゴキブリに危険が迫っている場合に発せられます。

そうすると、ゴキブリキャップやそれを含んだフンを食べていないゴキブリは外に出ていく可能性が高いです。

ゴキブリキャップを食べたゴキブリは脱水症状になって外に出ていき、他のゴキブリは警告フェロモンで危険を察知して外に出ていく。そういう流れです。

 

部屋にゴキブリがいないか確認する方法

ゴキブリキャップを置いて3~5日程度様子を見てください。もしゴキブリを見なくなったら、全員外に出ていった可能性が高いです。

でも本当に出ていったのかな?実は隠れていそうで不安

と思う方は、設置したゴキブリキャップを確認してみてください。ゴキブリキャップの中の毒餌がかじられた痕があれば、ちゃんと効果が出ています。

もしゴキブリキャップに全く食べられた形跡がない場合は、設置場所が悪いか、他にゴキブリのエサがある場合があります。もう一度きちんと掃除をしてからおいてみてください。

ゴキブリがいるかの確認方法は他にもあります。気になる人は以下の記事もあわせてチェックしてみてください。

▶ 部屋にゴキブリがいるか確かめる方法3選&ゴキブリとは無縁の生活を送る方法

 

もうゴキブリが出ないようにする

ここまでの内容をまとめると

  • 人が住む家はゴキブリにとって居心地がいい
  • ゴキブリが勝手に出ていく可能性はかなり低い
  • ゴキブリは放置しておくと大量繁殖する
  • エサと水をなくした状態でゴキブリキャップを置けば、ゴキブリが自分から外に出て行ってくれる可能性が高い

ゴキブリを追い出すことに成功したら、もう二度とゴキブリが出ないように普段から家を綺麗にしておきましょう。

 

参考文献