
「室内にあるコバエの発生源(生ゴミetc)を全部除去したのに、全然減らない」というそこのあなた! その場合は、室外に発生源があり、そこからコバエが侵入している可能性が高いです。
室外にあるコバエの発生源には
- 森林
- 畑
- 排水溝
- 落ち葉
などが挙げられますが、どれも除去することは難しいものばかり。
私たちに出来ることは、侵入経路を突き止め、それを塞ぐことだけです。そこで今回は、知られざるコバエの侵入経路と、その対策をご紹介します。
コバエの侵入経路①窓・網戸の隙間
1,コバエは窓・網戸の隙間を通ってくる
窓を閉め切った状態で隙間が出来ている場合は、市販の隙間テープで塞ぎましょう。
また、窓を開ける時は、網戸の配置に注意してください。以下の画像に示す通り、網戸の配置を間違えると隙間ができてしまうので、コバエが入り放題です。
出典:https://matome.naver.jp/odai/2136989106567432101?page=3
2.網戸のメッシュが荒いとコバエが入ってくる
網戸のメッシュ(1インチ当たりの網目の数)が粗いと、コバエは網戸をくぐり抜けてしまいます。コバエは全長1~2mmなので、少なくとも隙間が1mm以下の網戸にする必要があります。
標準サイズの18メッシュの網戸だと、網の目の隙間が1.15mmもあるんです。少なくとも24メッシュ(隙間0.84mm)以上の網戸に替えることをおすすめします。
ちなみに、250メッシュの網戸は、ほとんど風を通さないので、もはや網戸としての機能を果たせません。これは食品工場などで使用されているものです。
3.ベランダはコバエの巣なので要注意
ベランダには、コバエの発生源がたくさんあります。侵入経路を塞ぐと同時に、ベランダのコバエ発生源も駆除しておきましょう。
コバエの侵入経路②エアコン
1.コバエは室外機・排水ホースを通ってくる
エアコンの排水ホースは、色んな害虫の侵入経路です。対策としては、
- 室外機をビニール袋で覆う
- 排水ホースの先端をストッキングで塞ぐ
などが考えられます。
ストッキングにゴミが溜まると、排水できなくなる危険があるので、ストッキングは定期的に交換するようにしましょう。
2.ホースを通す穴もコバエの通学路
排水ホースを室外に通すため、壁に穴が開いています。一般的に、この穴はホースよりも大きくなるように開けられているため、隙間が存在します。
この隙間は、コバエだけでなくゴキブリの侵入路でもあるので、エアコン用のパテでしっかり塞いでおきましょう。
3.ドレンパンはコバエの巣窟
エアコンには、ドレンパンという水受け皿があります。これは侵入経路ではなく、コバエの発生源です。詳しくはこちらをご覧ください。
コバエの侵入経路③玄関
蛍光灯が発する紫外線には、コバエを引き寄せる効果があります。玄関灯を使っている場合は、紫外線カットのLEDに取り換えることをおすすめします。
同様に、室内の蛍光灯もLEDに替えた方が良いと思います。
侵入経路を塞いだ後は、室内のコバエを徹底駆除
コバエの侵入経路・原因のまとめです。
①窓・網戸
- 窓・網戸の隙間を隙間テープで塞ぐ
- 網戸の配置に気を付ける
- 網戸は24メッシュ以上にする
②エアコン
- 排水ホースの先端にストッキング
- ホースを通す穴をパテで塞ぐ
- 室外機を袋で覆う
③玄関
- 玄関灯をLEDに替える
- 室内の蛍光灯もLEDに替えた方が良い
侵入経路を塞いだら、後は中にいるコバエを一掃するだけです。コバエの根絶にはトラップがおすすめです。
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