停電しても冷蔵庫は3時間もつ!アレが3kgあれば7時間以上もつ

「停電したらどうしたらいいの?」
「冷蔵庫ってどれくらい持つ?」
「冷蔵庫を長持ちさせる方法ない?」

・・・とお悩みのあなた!冷蔵庫は停電しても2~3時間くらいは持ちます。なので3時間程度の計画停電ならあまり問題はありません。

ただし、災害などで停電した場合は1日、下手すると数日は復旧しないことがあるので、放ったらかしていると冷蔵庫の中の食材はすぐに傷んでしまいます。

そこで今回は停電時の冷蔵庫を長持ちさせる方法と、普段からできる冷蔵庫の停電対策を紹介します。最近は地震などの災害が増えているので、いつ停電するかもわかりません。ぜひ最後まで読んで、今のうちから対策していきましょう。

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冷蔵庫は停電しても3時間持つが…

冒頭でも書いた通り、冷蔵庫は停電しても中に冷気が充満しているので、3時間程度は問題なく保冷してくれます。

ただし、それは冷蔵庫を開けずに閉め切っていた場合の話です。食べ物や飲み物を取り出すために冷蔵庫を開けると、その度に庫内の温度が上がります。大体10秒開けると3度温度が上がると言われているんです。なのでいつも通り使っていると1時間程度しか持ちません。

でも安心してください。いつも通り冷蔵庫を開閉しながら長持ちさせる方法もあるので。

停電中の冷蔵庫を長持ちさせる方法3選

まずは冷蔵庫の保冷時間を長くする方法を解説します。どれも簡単にできるので試してみてください。

内容量をキャパ50%以下にする

冷蔵庫はパンパンに入れてしまうと、冷気が行き渡りにくくなります。普段でさえ冷えにくいのに、停電したらすぐに食材が傷んでしまいます。

なので内容量はキャパの50%くらいにしておくのが理想です。もしたくさん入っている場合は、停電したら痛いみやすい食品を出して内容量を減らしましょう。

ドライアイスを一番上に置く

停電したらすぐにドライアイスを冷蔵庫の一番上に置きましょう。ドライアイスは冷気が結構出るので、ドライアイスが溶けるまではいつもどおり冷蔵庫を使えるようになります。家庭用の冷蔵庫なら、大体1~3kgくらいのドライアイスがあれば十分です。

・ドライアイスが溶けるまでの時間

ドライアイスは溶けにくいです。1kgのドライアイスを常温で放置しておいても溶けるまで2~3時間かかります。涼しい冷蔵庫内であれば3~4時間位は持つでしょう。つまり停電してすぐにドライアイスを入れれば、冷蔵庫は6~7時間も持つ計算になります。

・ドライアイスを長持ちさせる方法

さらにドライアイスをタオルや紙などで包んで外気に触れないようにすれば、さらに持続時間が長くなります。ただし、ビニール袋に入れるのはやめてください。ドライアイスは溶けると大量の二酸化炭素を発生させるので、プラスチック製のビニール袋は破裂するおそれがあります。同様に、ペットボトルやタッパーに入れても破裂するおそれがあるので注意してください。でも、タッパーのそばに置いておくくらいなら全く問題ありません。

・ドライアイスは一番上に置く

ドライアイスは冷蔵庫の一番上の棚に置きましょう。なぜなら、冷気は上から下に降りていくからです。一番上にドライアイスを置いておけば、冷蔵庫全体に冷気が行き渡ります。

冷気は下に溜まるので、一番冷やしたいものは一番下の棚に置くことをおすすめします。逆に野菜などは一番下においてしまうと若干凍ることがあるので、中段~上段に置くようにしましょう。

・ドライアイスの購入方法

ドライアイスは-79℃以上で気化するので、家庭で保管しておくことはできません。なので停電したらお店に買いに行くか、ネット通販などで注文する必要があります。

ドライアイスは1kgあたり500~1000円くらいで売っています。実店舗で買った方が安いです。Amazonなどでも売っていますが、クール便で配送してしまってもちょっと溶けるので注意してください。

保冷剤や凍った冷凍食品を置く

ドライアイスが手にはいらない場合は、保冷剤や凍らせた水のペットボトルなどを冷蔵庫に移しましょう。冷凍食品でもいいです。ただし、アイスはすぐ溶けるのですぐに食べてしまうことをおすすめします。

ただし、保冷剤や冷凍食品はドライアイスと違ってそんなに冷気が出ません。なので1時間程度しか保冷時間は伸びません。注意してください。

停電中の冷凍庫を長持ちさせる方法

冷凍庫はギューギューに詰めておいた方が長持ちします。というのも、冷凍食品がお互いに保冷剤代わりになるんです。なので冷凍庫は普段からギューギューに詰めておくと、停電しても結構長持ちします。隙間に保冷剤を入れておくのがおすすめです。

冷凍庫も停電してから3時間位で徐々に温度が下がっていきますが、完全に解凍されるまでは1日程度かかります。ただしアイスは早めに溶けるのですぐに食べてしまいましょう。

停電したらすぐに食べた方がいいもの

お肉・乳製品・魚介類などはすぐに傷んでしまうので、すぐに使うか廃棄を検討しましょう。ガスや水道が使える場合はすぐに調理してしまうといいですよ。

卵は消費期限内であれば1~2日程度なら持ちます。生でも問題なく食べられますよ。

飲み物は未開封であれば常温でも問題ありませんが、紙パックに入っていて「要冷蔵」と書いてある飲み物は早めに飲みましょう。飲めない場合は捨てた方がいいです。飲んだらお腹壊すので。

今からできる冷蔵庫の停電対策

停電はいつ来るかわかりません。今からできる冷蔵庫の停電対策を3つ紹介します。

保冷剤などを冷凍庫に入れておく

保冷剤や冷蔵庫・冷凍庫の保冷時間を長持ちさせるのに使えるので、普段からストックしておきましょう。

あとは炊いたご飯を冷凍保存したり、ペットボトルに入れた飲み物を冷凍して保存しておくと、停電した時に保冷剤代わりに使えますし、溶けたら食べたり飲んだりできるのでおすすめです。

あと、ドライアイスが買える店が近くにないか調べておくといいですよ。

蓄電池を買っておく

お金に余裕がある人は、家庭用の蓄電池を買っておくと停電しても安心です。冷蔵庫も使えるくらいの家庭用蓄電池となると数十万円もしますが、お金があるなら買っておくことをおすすめします。

Amazonとかを見ると2~3万円程度のポータブル蓄電池も売っていますが、あれだと冷蔵庫は使えないので注意してください。

ガスボンベ・水をストックしておく

あとはカセットコンロとガスボンベ、水などもストックしておきましょう。停電が長引いた場合は冷蔵庫の中の食材を早く消費しないといけないので、ガスと水が必要になります。