【見た目は小豆】ゴキブリの卵はすぐ潰さないと数十匹の幼虫が孵化する!
ゴキブリが多すぎる。頑張って駆除してもしばらく経つと大量に増える。なんで?

…とお悩みのあなた。それはあなたの家の中でゴキブリが繁殖して卵を産んでいる可能性が高いです。ゴキブリの卵には殺虫剤やバルサンは効かないので、成虫だけ駆除しても卵が残っていればすぐに大量発生します。ゴキブリを根絶するには卵の駆除が不可欠です。

そこで今回はゴキブリの卵の見つけ方と正しい駆除方法、そして卵を産ませないための予防策について徹底解説します。

私が以前住んでいたアパートでゴキブリが大量発生して怖い思いをしました。バルサンで1回駆除しきったつもりでも、1ヶ月位経つとまた数十匹のゴキブリが出てくるようになったんです。その原因は卵を見逃していたからでした。ゴキブリの卵は分かりにくいですが、特徴を知っていればすぐに見つけることができます。ぜひこの記事を最後まで読んで、二度とゴキブリを見なくて済むようにしてください。

 

ゴキブリの卵の見た目と大きさ


引用元:https://meetsmore.com/services/cockroach-control/media/83492

ゴキブリの卵は単体で産み落とされることはありません。上画像のように、卵鞘というカプセルに複数の卵が入った状態で産み落とされます。卵に殺虫剤やバルサンが効かない理由はこの卵鞘に守られているからです。

卵鞘は米俵みたいな形をしていて、片側にチャックみたいなギザギザがついているのが特徴です。卵が孵化するとこのギザギザ側が開いて、中から大量の幼虫が出てきます。

卵鞘の見た目や大きさはゴキブリの種類によって異なります。家によく出る3種類のゴキブリの卵鞘の特徴を以下にまとめます。

クロゴキブリの卵鞘

  • 見た目は黒 or こげ茶
  • 大きさは12~13mm
  • 硬い
  • 産卵時期は主に5~10月
  • 産卵から1~2ヶ月で孵化
  • 卵鞘1個あたり20~30個の卵が入ってる

チャバネゴキブリの卵鞘

  • 見た目は薄い茶色
  • 大きさは5mm前後
  • 産卵時期は1年中
  • 産卵後すぐに卵は孵化して幼虫が生まれる
  • 卵鞘1個あたり20~50個の卵が入ってる

ワモンゴキブリの卵鞘

  • 見た目は黒 or こげ茶
  • 大きさは7~10mm
  • 産卵時期は主に7~10月
  • 産卵から約1ヶ月で孵化
  • 卵鞘1個あたり10~14個の卵が入ってる

参考文献:アース製薬公益社団法人日本ペストコントロール協会

 

ゴキブリの卵はどこにある?簡単な探し方

ゴキブリは巣に卵を産むことが多いため、卵を探す際はゴキブリが隠れてそうな場所を探せばOKです。ゴキブリは高温多湿で暗くてエサがある場所を好むので、以下のスポットを重点的に探してみてください。

家の中

  • 冷蔵庫の裏
  • 洗濯機と防水パンの間
  • キッチンや洗面所の下
  • ダンボールの隙間
  • テレビの裏
  • 引き出しの中
  • クローゼットの中

冷蔵庫とか洗濯機など大型家電の下は確認が大変なので、ついつい見逃しちゃいがちですが、卵があることが多いので必ずチェックしてください。自分で動かせない場合は、業者を呼ぶしかありません。ヤマトホームコンビニエンスに頼めば、6,600円~で動かしてもらえます。

ベランダ

  • エアコンの室外機の裏、下
  • 植木鉢の下
  • 排水溝の周辺

 

ゴキブリの卵の駆除方法と注意点

ゴキブリの卵を見つけたら、すぐに駆除しなければいけません。いつ孵化して大量の幼虫が出てくるかわかりませんからね。

ゴキブリの卵を駆除する手順

前述の通り、ゴキブリの卵は卵鞘に守られているので殺虫剤は効きません。物理的に潰して処理するしかありません。

孵化前に卵鞘を壊せば、卵は乾燥して孵化できなくなります。具体的な手順は以下の通りです。

  1. トングやゴム手袋で卵鞘をビニール袋に入れる
  2. ビニールの上から押しつぶして卵鞘を割る
  3. 袋を密閉して燃えるゴミとして捨てる

卵を潰すのが気持ち悪いという人は、熱湯をかける方法もあります。手順は以下の通りです。

  1. 耐熱容器に卵鞘を入れる
  2. 60℃以上の熱湯をかける
  3. トイレに流す

卵鞘を潰した後にさらに熱湯をかけると確実に卵を駆除することができます。ちなみに私は60℃じゃ不安なので、90℃以上のポッドのお湯をかけています。

駆除する際の注意点

ゴキブリの卵(卵鞘)は汚いです。細菌がついている可能性も高く、素手で触ると感染症のリスクもあるため、直接触らず、潰す際もビニール袋越しに潰してください。

 

ゴキブリの卵が空っぽだった場合

卵鞘を見つけて潰してみたけど、中身が空っぽだった場合は注意が必要です。

ゴキブリが既に孵化している

ゴキブリの卵鞘が空っぽの場合、それはすでに孵化が終わり、ゴキブリの幼虫が大量発生している可能性があります。卵鞘は一方のギザギザから幼虫が出ると、再び閉じるようになっているので、見た目ではすぐに分かりません。

大量発生したゴキブリの駆除方法

ゴキブリがすでに孵化している場合は、すぐにバルサンを焚きましょう。卵にバルサンは効きませんが、幼虫には効きます。ゴキブリにはバルサンプロEXがおすすめです。

あとはブラックキャップなどの毒餌もおすすめです。食べたゴキブリだけでなく、そのゴキブリのフンを食べた他のゴキブリまで効果が及ぶので、巣にいるゴキブリを一網打尽にできる可能性があります。

ブラックキャップの使い方に関しては以下の記事で詳しく解説していきます。

▶ ブラックキャップは効果大!でも死骸見たくないならゴキブリキャップの方がおすすめ

ゴキブリ駆除業者の利用も考える

バルサンやブラックキャップを使ってもゴキブリが駆除しきれない場合は、もうプロの業者に頼むことをおすすめします。お金はかかりますが、ゴキブリが怖い人は頼んじゃったほうがいいです。

・業者の選び方

業者選びの際には、以下の点を考慮してください。

  1. 費用:駆除にかかる費用は業者により異なる
  2. 評判:業者の評判や口コミを確認し、信頼できる業者を選ぶ
  3. 対応力:迅速に対応してくれる業者を選ぶ

・ゴキブリ駆除の費用

部屋の広さによって、ゴキブリ駆除の費用は変わります。一般的に、以下のような費用がかかると考えられます。

  • 1Kまたは1DK:約10,000円~20,000円
  • 1LDKまたは2DK:約20,000円~30,000円
  • 2LDKまたは3DK:約30,000円~40,000円
  • 3LDK以上:約40,000円~50,000円

ただし、これらの費用はあくまで目安であり、業者や依頼内容によって変動する可能性があります。

 

ゴキブリに卵を産ませないための方法

ゴキブリとその卵を無事駆除しても、そこで安心してはいけません。放っておくとまたゴキブリが大量発生します。

きちんとゴキブリ対策をして、二度とゴキブリに卵を産み付けられない家にしましょう。

家を清潔に保つ

ゴキブリは高温多湿で暗くて汚れた環境を好みます。そのため、家を清潔に保つことはゴキブリの発生を防ぐ最も基本的な方法です。

特に、食べ物の残りかすやゴミはゴキブリのエサとなるため、これらを放置しないようにしましょう。

また、前述したゴキブリの卵がある可能性が高い場所は重点的に掃除しましょう。

  • 冷蔵庫の裏
  • 洗濯機と防水パンの間
  • キッチンや洗面所の下
  • ダンボールの隙間
  • テレビの裏
  • 引き出しの中
  • クローゼットの中

ゴキブリの侵入を防ぐ

ゴキブリは非常に数mm程度の小さな隙間からでも侵入することができます。そのため、窓やドアの隙間をしっかりと塞ぎましょう。

また、玄関や窓の近くにはゴキブリ忌避剤を置いておくと効果的です。

▶ ゴキブリはどこから家に入ってくる?見落としがちな侵入経路10選

毒餌トラップを配置しておく

しかし、どんなに対策してもゴキブリの侵入を完全に防ぐことは難しいです。なので、万が一ゴキブリに侵入された時に備えて、ブラックキャップなどの毒餌トラップを置いておきましょう。

 

よくある質問

Q1.ゴキブリの卵にバルサンは効く?

バルサンはゴキブリの卵には直接効果がありません。しかし、バルサンを使用することで成虫のゴキブリを駆除することができ、新たな卵の産卵を防ぐことが可能です。

Q2.ゴキブリの卵を掃除機で吸ってしまったらどうすればいい?

ゴキブリの卵を掃除機で吸い込んだ場合、掃除機の中で孵化する可能性があります。そのため、掃除機の中を清掃し、吸い込んだゴキブリの卵を破棄することが重要です。また、掃除機のフィルターやダストボックスを洗浄し、ゴキブリの卵が残らないようにすることも必要です。

Q3.ゴキブリの卵はトイレに流しても大丈夫?

ゴキブリの卵は硬い卵鞘に守られているため、トイレに流してもすぐには流れません。また、トイレに流した卵が下水道で孵化する可能性もあります。トイレに流したい場合は、卵を潰して熱湯をかけて完全に駆除してから流しましょう。

Q4.ゴキブリが卵を産むタイミングはいつ?

ゴキブリの産卵タイミングは種類により異なりますが、一般的には春から夏にかけての暖かい時期に産卵が多くなります。しかし、室内で生息するチャバネゴキブリのような種類は一年中産卵することがあります。

また、殺虫剤をかけられたゴキブリが卵鞘を落とすことがあるので、ゴキブリの成虫を駆除した場合は周囲に卵が落ちていないかよく確認しましょう。