エアコンからゴキブリが落ちてきたら中に大量にいる!すぐに駆除して予防する方法
エアコンからゴキブリが落ちてきてビックリした。なんでそんなところにいるの?もしかしてまだ中にいる?

…とお悩みのあなた!エアコンからゴキブリが落ちてきたり、エアコンの下に黒い粒(ゴキブリのフン)が落ちている場合は、エアコンの中に大量にゴキブリがいる可能性があります。エアコンはゴキブリにとって理想的な住処なので、放っておくと大量繁殖して大惨事になります。

実は私も以前住んでいたアパートで久しぶりにエアコンを付けたらゴキブリが2匹落ちてきて泣き叫んだことがあります。結局業者を呼んでゴキブリを駆除してもらってエアコンもクリーニングしてもらいました。それから二度とエアコンにゴキブリが入らないように最新の注意を払って生活しています。その甲斐あって、それから一度もエアコンにゴキブリが入ることはなくなりました。

今回はその実体験も踏まえて、エアコンの中のゴキブリの駆除方法と予防策を徹底解説します。

 

エアコンからゴキブリが落ちてきた時の対処法

エアコンからゴキブリが落ちてくるのは緊急事態です。放置しておくと大量繁殖しますし、ゴキブリは細菌をたくさん持っていて不衛生なので、そのままエアコンを使うと健康被害のリスクも高まります。そのため、すぐに対処しなければいけません。対処フローは以下の通りです。

  1. エアコンの中にゴキブリがいるか確認する
  2. ゴキブリがいる場合はできるだけ追い出して駆除する
  3. エアコンの中に残ったゴキブリを駆除する
  4. エアコンのクリーニングをする
  5. エアコンへの侵入経路を塞ぐ

エアコンからゴキブリが落ちてくるシーンは恐ろしいものですが、実際にはよくある現象です。ゴキブリは室内で生活しやすい場所を好むため、エアコン内に侵入することがあります。エアコンは外部からの侵入経路があることから、ゴキブリにとって魅力的な隠れ家となります。

 

エアコンの中にゴキブリがいるか確認する方法

エアコンの中にゴキブリがいるかどうか確認する方法はいくつかあります。

直接中を確認する

一番確実なのはエアコンのフィルターを外して中を覗いてみることです。懐中電灯やスマホのライトを照らして確認してみてください。そこにゴキブリの姿や糞があるか確認できます。

臭いを確認する

直接見るのが怖い人は、臭いを確認する方法もあります。ゴキブリが繁殖しているとホコリと油が混じったような独特な臭いがするので確認してみてください。

異音を確認する

あとはエアコンのスイッチがオフになっている時に、エアコンから異音がしないか確認する方法もあります。ゴキブリがいる場合、特に夜中にエアコンの中から変な音がすることがあります。

 

エアコンの中にいるゴキブリを駆除する方法

エアコンの中にゴキブリがいる場合、まずはエアコン内のゴキブリを外に追い出すことが必要です。しかし、エアコンを稼働させることは避けましょう。稼働させてゴキブリが粉々になってしまった場合、エアコンの故障の原因になることがあります。必ずエアコンの電源は切ってコンセントを抜いておきましょう。

誘引剤でゴキブリを外に引っ張り出す

エアコンからゴキブリがなかなか出てこない場合は、エアコンのすぐ下にごきぶりホイホイを置いて、部屋を真っ暗にしてしばらく放置するのがおすすめです。ごきぶりホイホイは匂いでゴキブリを誘引して捕らえる箱型トラップです。

ゴキブリは夜行性なので、暗くした方が出てきます。

エアコンに殺虫剤をかけない

ゴキブリを追い出す際、殺虫剤を直接エアコンに噴射することも避けるべきです。エアコンは精密機械なので、殺虫剤を直接かけると故障の原因になります。殺虫剤をかけるのはゴキブリがエアコンの外に出てからにしましょう。

エアコン内の卵も駆除する

ゴキブリの成虫を駆除しきったら、エアコンの中や下にゴキブリの卵がないか確認しましょう。ゴキブリの卵は卵鞘というカプセルに複数入った状態で産み落とされます。卵鞘の大きさは1cm程度で、中に数十匹の卵が入っています。


引用元:https://meetsmore.com/services/cockroach-control/media/83492

この卵を放置すると1ヶ月ほどで幼虫が何十匹も孵化してしまうので、確実に駆除する必要があります。ゴキブリの卵の特徴と駆除方法は以下の記事で詳しく解説しています。

▶ 【見た目は小豆】ゴキブリの卵はすぐ潰さないと数十匹の幼虫が孵化する!

 

エアコンのゴキブリ駆除は業者に依頼した方がいい

ここまで読んでいただければ何となく分かると思いますが、エアコンの中にゴキブリが繁殖してしまった場合、自力での駆除はかなり難易度が高いです。

そもそも駆除し切るのが難しいですし、間違ってエアコンを壊してしまう危険もあります。

そのため、専門の害虫駆除業者に依頼することをおすすめします。費用はエアコンの種類や設置場所、ゴキブリの数によって変わってきます。安くても1万円前後、高いと数万円ほどかかることもあります。

業者を選ぶ際のポイントを以下にまとめます。

  • エアコン内の駆除が可能か
  • 駆除後に予防措置をしてくれるか
  • 口コミが良いか

専門業者を読んでも駆除やクリーニングが不十分だと、またゴキブリが繁殖してしまうので、業者選びは慎重に行う必要があります。ぶっちゃけ費用の安さより実績重視です。

 

ゴキブリがエアコンの中を好む理由

そもそもどうしてゴキブリはエアコンの中に入るのか疑問に思うかもしれません。実はエアコンはゴキブリにとって理想的な環境なんです。

まず、エアコンの中は暖かく湿った環境が整っているため、ゴキブリにとって適した生息地となっています。特に夏場は高温多湿で、ゴキブリが活動しやすい状況が整います。また、エアコンの内部には配管やドレンホースがあり、ゴキブリが潜り込みやすい構造になっています。

さらに、エアコンは壁面や天井近くに設置されることが多いため、ゴキブリが安全に隠れられる場所として利用されることが多いです。こういった環境は、ゴキブリにとって天国のような場所であり、繁殖もしやすいため、エアコンの中にゴキブリが棲みつくことが珍しくありません。

 

ゴキブリはどこからエアコンの中に入ったの?

では、ゴキブリはどのような経路でエアコンに入り込むのでしょうか? さまざまなケースが存在しますが、3つの典型的な侵入経路を見ていきましょう。

 

外のドレンホースから


引用元:パナソニック

まず、ドレンホースから侵入することがあります。これは、エアコンの結露水を外部に排出するために設置されているホースです。ゴキブリがドレンホースの中を通ってエアコン内部に潜り込むことがあるのです。

これを防ぐには、ドレンホースの先に防虫キャップを取り付ける方法が効果的です。

あと、ドレンホースの先を地面から離すと良いでしょう。

 

配管穴の隙間から

次に、スリープ穴と呼ばれる配管穴から侵入する場合があります。エアコンパテという粘土状の物質で埋められていることが一般的ですが、経年劣化や施工不良により隙間ができてしまうことがあります。その隙間から侵入されてしまうのです。侵入したゴキブリは壁を伝ってエアコン内部に入ります。

これを防ぐには、配管穴の隙間を新しいエアコンパテで埋めるのが一番です。エアコンパテはAmazonなら100円程度で買えます。

 

部屋の中から

あとは普通に家の中にいたゴキブリが、壁を登ってエアコン内部に入るケースです。これを防ぐには、部屋の中を綺麗に掃除して、ゴキブリのエサをなくすことと、外から部屋への侵入経路を塞ぐことが重要です。

▶ ゴキブリはどこから家に入ってくる?見落としがちな侵入経路10選

 

ゴキブリがいなくなった後のエアコンのお手入れ方法

最後に、ゴキブリがいなくなった後のエアコンのお手入れ方法についてお話しましょう。

まず、エアコンの外側をきれいに掃除してください。ハウスダストやゴキブリの死骸が残っていると、再発の原因になりますので、丁寧に掃除しましょう。

また、エアコンのフィルターも交換することをおすすめします。フィルターに詰まったゴミやホコリは、エアコンの効果を低下させるだけでなく、ゴキブリが再発する原因にもなります。

次に、ゴキブリが好む環境を防ぐために、エアコンの周辺に虫除けスプレーやハッカ油を用いることも効果的です。

最後に、定期的にエアコンのクリーニングを行いましょう。年に2回やれば十分です。清潔な状態を保つことが、ゴキブリを防ぐ最も簡単な方法です。そして、ゴキブリが出現しないように注意を払いつつ、快適な生活を送ることができるでしょう。