前回の記事では、ゴキブリを根絶やしにする方法として、冬に卵を駆除するコツを紹介しましたけれど、そもそも卵を産ませなければ、卵の駆除なんてする必要がないんですのよね。
とはいえ、一つも産ませないとなると、それこそ業者に頼むしか方法がありませんわ。しかし、ゴキブリの卵の数を大幅に減らす程度であれば、自力でも可能ですの。
今回は、できるだけゴキブリの繁殖を防いで、冬に残る、卵の数を激減させる方法を紹介いたしますわ。前回の記事の内容と併せて実践すれば、確実にゴキブリを根絶やしにできますわよ。
(1)バルサンの効果が最大になる時期は秋
①秋はゴキブリ駆除の季節
ゴキブリの繁殖期間は春~秋とされていますけど、ゴキブリは卵や幼虫の状態で冬を越すので、秋の繁殖が最も多いですわ。つまり秋にゴキブリを駆除すれば、最も効率的に根絶やしにすることができますの。
②ゴキブリ駆除の手順
具体的には、以下の順番で駆除しますわ。
- ブラックキャップ設置
- バルサン(黒)を焚く
ゴキブリは死の危険を感じると卵を産むことが多いですの。バルサンは卵には効きませんので、先にバルサンを焚いてしまうと卵の数はむしろ増えるかもしれませんわ。
ですので、まず最初に卵まで駆除できるブラックキャップを設置して、成虫とその卵をできるだけ駆逐した後、残った成虫をバルサンで一掃した方が効果的ですわ。
バルサンで駆除したゴキブリの成虫からも卵が産まれますけど、ブラックキャップによって、かなり数は少なくなっていますので、冬になったら、まとめて駆逐してくださいまし。
(2)ゴキブリの卵まで駆除するブラックキャップ
ブラックキャップは、対ゴキブリ用の毒餌の一種ですわ。他の毒餌よりも優れている点は、前述の通り、食べた本体だけでなく、その卵の中身まで駆除してくれることですの。
しかし、いかに優れていようとも、毒餌は他に餌があると効果が激減しますわ。この場合の「他の餌」というのは、ホコリ・食べかすなどのゴミのことですの(ゴキブリはゴミを食べますわ)。ブラックキャップを設置する際は、その前に部屋をきれいに掃除してくださいまし。
ブラックキャップの他にも、ゴキブリ駆除率の高いトラップがありますわ。最寄りのスーパーにブラックキャップが売っていない場合はこちらのトラップで代用してくださいまし↓
(3)バルサンを効果的に焚く方法
ブラックキャップを設置して1ヶ月くらい経ちましたら、ゴキブリ共も大分数が減ってきた頃合いですわ。バルサンを焚いて、生き残り共に追い打ちをかけてやりますわよ!
①ゴキブリ用バルサン
バルサンにも色々種類がありますけど、ゴキブリを一網打尽にしたいなら「バルサン プロEX」がおすすめですわ。これは薬剤が効きにくい耐性ゴキブリにも効果がありますの。
通常のバルサン(オレンジ)でもある程度の効果は期待できますけど、あれはゴキブリを含めた色んな害虫を、総合的に駆除するものですので、ゴキブリに限定するとちょっと心細いですわ。
②バルサン使用前の準備
●煙がかからないように
バルサンの煙は、人間の健康にも害を与える危険がありますので、バルサンを焚く前には、必ず食品・食器・衣類などはビニール袋に入れるなどして、煙がかからないようにしてくださいまし。
テレビ・PCなどの電化製品は、故障する可能性もありますので、同様にビニール袋に入れておくと安心ですわ。
●煙が逃げないように
窓を閉め切っていても通気口や換気扇などがあると、煙が外に逃げてしまい効果が激減してしまいますわ。煙が漏れそう箇所は、あらかじめテープなどで塞いでくださいまし。
●煙式の火災報知器は…
最後に、火災報知器をチェックしてくださいまし。
出典:http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0150-001shoubou/yobou/jyuukeiki.html
火災報知器には、上の画像の通り、煙式と熱式がありますけど(正確にはもう1種類あるが、バルサンは検知しない)、煙式はバルサンの煙も検知してしまいますので、袋などで覆ってくださいまし。熱式の場合、この手順は必要ありませんわ。
バルサンでゴキブリ駆除!
ゴキブリの繁殖が最も多いのが秋ですわ。この季節にしっかり駆除しておかないと、卵がたくさん産まれますので、来年の春にはゴキブリが大量発生してしまいますの。確実に駆除してくださいまし。
<手順>
- 掃除して、ゴミ(Gの餌)をなくす
- ブラックキャップ(毒餌)を設置する
- 1ヶ月後、バルサンを焚いて成虫駆除
- 生き残った卵は、冬に駆除する