「節電したい」
「でも、何から始めればいいの?」
と思っていませんか?
これが「ガス代を節約したい」というなら、使う場所が限られるので(風呂場と台所だけ)簡単ですが、電気は色んな所で使っていますからね。どれから始めようか、迷ってしまいますよね。
そんな時は、冷蔵庫から始めるといいですよ。なんたって、一番電力を消費している家電ですからね。その分、冷蔵庫は節電効果が分かりやすいので、モチベーションも上がります。
冷却効率を妨げない
冷蔵庫は感情の無い機械ですが、そんな彼にとっても、
- 冷やしやすい環境
- 冷やしにくい環境
というのがあります。当然冷やしにくい環境であれば、消費電力も大きくなってしまいますよね。節電したいのであれば、冷蔵庫が仕事をしやすい環境を作る必要があるんです。
1.壁から離して
冷蔵庫の周りって熱いですよね。それもそのはず、冷蔵庫は、庫内の熱を外部に放出することで、中の温度を低く保つ機械なんです。
しかし、冷蔵庫が壁に接していたりすると、この放熱が上手くできず、結果、必要以上の電力を食う羽目になります。なので、冷蔵庫は必ず壁から10㎝以上離して置きましょう。
2.冷風口を塞がないで
次は、冷蔵庫の中の環境です。
冷蔵庫の中には、「冷風口」という冷たい冷気が出る場所がいくつかあります。庫内に物を入れる時は、この冷風口の前に物を置かないように気を付けてください。
3.キャパの7割がベスト
また、冷蔵庫の中に、たくさん物を置くのもNGです。「それくらい知っている」と思うかもしれませんが、もっと減らしてください。キャパの7割以下になるのが理想です。
大体2㎝間隔で置いていくと、キャパの6~7割くらいの量になるので、これを目安にしてください。
外界からできるだけ隔絶
冷蔵庫は、庫内の温度を一定に保つ家電です。開けっ放しにしたり、熱い物を入れれば、温度を下げるために、いつも以上に電力を消費するのは当然ですよね。
冷蔵庫の消費電力を抑える一番の秘訣は、「庫内をできるだけ封鎖すること」。当たり前のことですが、意外とできていないんです(私もそうでした)。だって、「できるだけ」は人によって違うから。
1.開ける回数を少なく
冷蔵庫を開ける時間を短くする
そのためには……
- 開ける回数を少なくする
- 1回の開ける時間を短くする
この2つを徹底する必要があります。
まず、開ける回数ですが、「用が無い時は開けない」を徹底するのは当然として、キーとなるのは、やはり飲み物の出し入れだと思います。
特に夏場は、冷蔵庫を開ける理由の半分は飲み物だと思います。そこで、冷たい飲み物は魔法瓶に入れておくというのはどうでしょう。そうすれば、開ける回数は劇的に減りますよね。
2.開けている時間を短く
1回あたりの開けている時間を短くしたいなら、以下の2つ方法を実行してください。
- 入れる場所を決める
- 品目表を冷蔵庫の扉に貼る
開けている時間が長くなる原因は、
・何があるか
・どこにあるか
この2つがよく分からないからです。
逆に言えば、これさえ分かれば、開ける時間は激減します。1回あたりに開けている時間は、5秒が理想的です。
設定温度「強」はやり過ぎ
冷蔵庫の設定温度ですが、もしかすると、デフォルトでは「強」になっているかもしれません。結論から言えば、「強」はやり過ぎです。
1.「弱」が理想、「中」が防衛線
内容物がキャパの7割以下で、上記の節電方法を徹底していれば、設定温度は「中」で十分です。量が少ない場合は、弱でも全然OKだと思います。
2.設定温度は固定して
「物少ないし、弱でいいか」
「ちょっと多いから、中にしよう」
「また少なくなったら弱で」
などと、コロコロ設定温度を変えると、逆に電力を消費します。細目に電気をつけたり消したりすると、電気代が高くなるのと同じです。
「弱が理想」とは言いましたが、内容量が多いなら「中」でも十分節電になります。「中なら中」、「弱なら弱」。一度設定温度を決めたら、あまり変えないようにしてください。
冷蔵庫以外にも
常時、電気を食う家電が!
1.今回のまとめ
冷蔵庫は常時稼働しているので、必然的に消費電力も多くなります。しかし、裏を返せば、これをしっかり節電すれば、電気代は目に見えて下がるんです。
- 冷蔵庫は壁から10㎝以上離す
- 冷風口の前に物を置かない
- 庫内の配置は2㎝間隔
- 夏場は、冷たい飲み物は魔法瓶に
- どこに何を入れるか決める
- 品目表(何があるか)を作る
- 開けている時間は5秒が理想
- 設定温度は「中」以下
- 設定温度はコロコロ変えない
2.冷蔵庫以外にも、常時稼働中の家電がある
実は冷蔵庫以外にも、常に電力を貪り続けている家電が結構あります。コンセントに繋がっているだけで、待機電力を消費する家電のことです。
「待機電力って僅かな量だろ」
「たかが知れている」
と思うかもしれませんが、そんなこともない家電もあるんです。詳しくはこちら!