ゴキブリを見失ったら放置厳禁!大量繁殖する前に確実に駆除する方法
急にゴキブリが出て殺虫剤かけたけど逃げられた。完全に見失った。不安で寝れない。どうしよう。。。

ゴキブリを見失っても、家の中で隠れられる場所は限られているので、探せば見つかります。探すのが怖い人はバルサン等を使って簡単に駆除しましょう。ただ、場所によっては殺虫剤やバルサンを使わない方が良いため注意が必要です。

そこで今回はゴキブリを見失った時の対処法や、ゴキブリが隠れている場所について徹底解説します。

「ゴキブリがいるかもしれない」と毎日怯えて暮らしたくない人は、ぜひ最後まで読んで言えの中からゴキブリを一掃しましょう。

 

見失ったゴキブリを放置しておくリスク

ゴキブリを見つけたとき、一匹だけだからと安心してはいけません。ゴキブリは放置すると様々なリスクを引き起こします。

ゴキブリは繁殖力が強い

ゴキブリは驚異的な繁殖力を持っています。一匹のゴキブリが卵を持っていた場合、その数は急速に増え、駆除が難しくなります。

・クロゴキブリの繁殖力

クロゴキブリは5~10月の暖かい時期に産卵します。メス一匹が産む卵の数は約17回で、一つの卵鞘には約15~28個の卵が入っています。卵鞘の色は黒または濃い茶色で、サイズは12~13ミリほどです。卵は23~55日の期間を経て孵化し、一つの卵鞘から孵化する幼虫の数は平均19匹です。

・チャバネゴキブリの繁殖力

チャバネゴキブリは一年中産卵します。メス一匹が産む卵の数はおよそ3~10回で、一つの卵鞘には約18~50個の卵が入っています。卵鞘は薄い茶色で、サイズは5ミリ前後です。卵鞘が産卵された直後に孵化し、一つの卵鞘から孵化する幼虫の数は平均35匹です。

・ワモンゴキブリの繁殖力

ワモンゴキブリの産卵が最も盛んに行われるのは6~8月ごろです。成虫の寿命は大体半年から2年ほどで、他のゴキブリよりも寿命が長いため、卵鞘を産む回数も多く、産卵は50~80回ほどとなります。一回の産卵で約10~14個の卵が入った7~10ミリ前後の卵鞘を一つ産みます。卵は39日間ほどの期間を経て孵化し、一つの卵鞘から孵化する幼虫は平均16匹です。

・ヤマトゴキブリの繁殖力

ヤマトゴキブリは主に春から初夏にかけて産卵します。メス一匹が産む卵の数は約2~3回で、一つの卵鞘には約12~16個の卵が入っています。卵鞘の色は黒または濃い茶色で、サイズは約8ミリです。卵は約30日の期間を経て孵化し、一つの卵鞘から孵化する幼虫の数は平均14匹です。

ゴキブリによる健康リスク

ゴキブリは暗くて湿った場所を好み、そこで発生する菌などを体に付着させます。そのため、ゴキブリが家の中を歩き回ると、それらの菌をばら撒くことになります。これは、家庭内での感染症のリスクを高める可能性があります。また、ゴキブリの死骸や排泄物はアレルギー反応を引き起こす可能性もあります。

ゴキブリが勝手に出ていく可能性

ゴキブリが家に侵入した場合、そのゴキブリが自然に出ていく可能性はほぼありません。ゴキブリは人間の生活空間に適応する能力が高く、家の中にはゴキブリにとって理想的な生息環境が整っています。食べ物や水分、隠れる場所が豊富にあるため、ゴキブリは家の中で快適に生活することができます。

殺虫剤をかけても安心できない理由

ゴキブリに対して殺虫剤を使用したとしても、その効果は一時的なものであり、根本的な解決には至りません。ゴキブリは殺虫剤に対する耐性を持つことが知られており、一度殺虫剤を使用しても、その後に生まれてくるゴキブリはその殺虫剤に対する耐性を持つ可能性があります。また、ゴキブリは非常に隠れるのが上手で、家の中の隙間や裏側など、人間の目に触れない場所に潜んでいることが多いため、殺虫剤が全てのゴキブリに届くわけではありません。

 

ゴキブリを見失った直後にするべき対処法

ゴキブリに気付かれないよう静かに動く

ゴキブリを見つけたとき、パニックになって大きな音を立てたり、慌てて動いたりすると、ゴキブリは驚いて逃げてしまいます。その結果、ゴキブリを見失ってしまう可能性があります。ゴキブリを見つけたときは、まずは静かに動くことが重要です。ゴキブリは振動や音に敏感で、大きな動きや音がするとすぐに逃げてしまいます。そのため、ゴキブリを見つけたら、まずは静かにその場を離れ、駆除の準備を始めましょう。

殺虫剤や駆除剤を用意する

ゴキブリを見つけたら、次にするべきことは、殺虫剤や駆除剤を用意することです。市販のゴキブリ用の殺虫剤や、ゴキブリホイホイなどの駆除剤があります。

ゴキブリが出た部屋を密閉する

ゴキブリが出た部屋は、可能な限り密閉するようにしましょう。ゴキブリは非常に小さな隙間からでも移動することができ、一度侵入したゴキブリが他の部屋に移動する可能性があります。そのため、ゴキブリが出た部屋のドアや窓を閉め、ゴキブリが他の部屋に移動するのを防ぐことが重要です。

貴重品、電化製品をゴキブリが出た部屋から持ち出す

ゴキブリは電化製品の中に入り込むことがあります。そのため、ゴキブリが出た部屋にある貴重品や電化製品は、可能な限りその部屋から持ち出すことをおすすめします。特に、ゴキブリが入り込むと修理が難しい電化製品や、ゴキブリが侵入すると大きな損害を受ける可能性のある貴重品は、優先的に持ち出すようにしましょう。

 

台所でゴキブリを見失った場合の対処法

台所はゴキブリが出やすいです。なぜなら食べ物も豊富で水気もあり、隠れる場所がたくさんあるからです。しかし、食器や食べ物がある台所では殺虫剤を使いにくいため、ここでゴキブリを見失うのが一番面倒なんですよね。

ゴキブリが隠れやすい場所

ゴキブリは暗くて湿度の高い場所を好みます。台所では、特に以下の場所に注意が必要です。

  • 冷蔵庫の裏や下
  • キッチンカウンターの下
  • シンクの下
  • 食器棚や引き出しの中
  • ゴミ箱の周り

これらの場所はゴキブリが隠れやすく、また食べ物の残りかすなどが落ちやすいため、ゴキブリが集まりやすいのです。ゴキブリを見失った場合、まずはこれらの場所を確認しましょう。

殺虫剤の使用には注意する

台所は食事を作る場所であるため、殺虫剤を使う際には注意が必要です。食材や調理器具に殺虫剤が付着すると、それを口にすることで健康を害する可能性があります。そのため、殺虫剤を使用する際には、食材や調理器具を保護するための対策を行いましょう。また、可能な限り食材や調理器具から離れた場所で使用することが望ましいです。

毒餌やトラップを使用する

台所でゴキブリを駆除する際には、毒餌やトラップの使用が効果的です。これらの方法は、食材や調理器具に影響を与えることなくゴキブリを駆除することができます。ここでは、2つの製品を紹介します。

・ブラックキャップ

ブラックキャップは、ゴキブリ用の駆除エサ剤です。置いたその日から1年間効果があります。この製品は、メスの持つ卵、薬剤抵抗性ゴキブリ、巣のゴキブリにも効果があります。また、8つの成分でゴキブリを誘引し、半生エサでよく食べさせることができます。ブラックキャップは、台所の隅や流しの下など、ゴキブリの生息する場所に10㎡あたり1~2個置くことが推奨されています。

▶ ブラックキャップは効果大!使い方と注意点

・ごきぶりホイホイ+

ごきぶりホイホイ+は、ゴキブリ捕獲器の決定版です。身動きできないデココボコ粘着シート、足の汚れが落ちる足ふきマット、強力誘引剤を使用してゴキブリをしっかり捕獲します。この製品は、狭い場所にも使いやすく、粘着剤に気付かないスロープ構造が特徴です。また、捨てる時はつまんでポイというポイ捨てツマミ付きで、使い勝手も良いです。

これらの製品を使用する際の注意点としては、まず、製品を設置する場所を適切に選ぶことが重要です。ゴキブリが頻繁に出現する場所や、ゴキブリが隠れやすい場所に設置すると効果的です。また、製品を設置した後は、定期的に製品の状態を確認し、必要に応じて新しいものに交換することも大切です。

▶ 使い方を間違えると逆に増える!ごきぶりホイホイの効果と正しい使い方

 

寝室でゴキブリを見失った場合の対処法

ゴキブリが隠れやすい場所

寝室では、ベッドの下やクローゼット、引き出しの中などがゴキブリが隠れやすい場所となります。また、衣類や布団の中にも潜むことがあります。これらの場所を中心にゴキブリを探し、駆除することが重要です。

見つからない場合は締め切ってバルサン

ゴキブリが見つからない場合、部屋を完全に締め切ってバルサンを使用するという方法もあります。バルサンは部屋全体に煙を広げ、ゴキブリを駆除します。ただし、バルサンを使用する際には、火災の危険性があるため、火気を完全に消してから使用しましょう。また、バルサンを使用した後は部屋を十分に換気することが必要です。

バルサンを焚いた後は卵を駆除

バルサンを使用してゴキブリを駆除した後も、ゴキブリの卵が残っている可能性があります。ゴキブリの卵はバルサンの煙に耐えることができ、後から孵化する可能性があります。そのため、バルサンを使用した後は、ゴキブリの卵を駆除するための対策も必要です。ゴキブリの卵は、隙間や裏側などに産み付けられることが多いため、これらの場所を中心に掃除を行いましょう。

 

リビングでゴキブリを見失った場合の対処法

ゴキブリが隠れやすい場所

リビングでは、ソファの下やテレビの裏、棚の中などがゴキブリが隠れやすい場所となります。また、雑誌や新聞、紙類の間にも潜むことがあります。これらの場所を中心にゴキブリを探し、駆除することが重要です。

毒餌やトラップを使用する

リビングでゴキブリを駆除する際には、毒餌やトラップの使用が効果的です。これらの駆除方法は、ゴキブリを直接捕らえるだけでなく、ゴキブリが侵入してくる可能性のある場所に設置しておくことで、ゴキブリの侵入を防ぐ効果もあります。

 

風呂でゴキブリを見失った場合の対処法

ゴキブリが隠れやすい場所

風呂場では、浴槽の下や排水口、棚の中などがゴキブリが隠れやすい場所となります。また、湿度が高い風呂場はゴキブリにとって理想的な環境であるため、特に注意が必要です。

殺虫剤を使用する

風呂場でゴキブリを駆除する際には、殺虫剤の使用が効果的です。ただし、風呂場は湿度が高く、水が頻繁に使われる場所であるため、殺虫剤が流れてしまわないように注意が必要です。また、風呂場は人間の裸体が直接触れる場所であるため、肌に殺虫剤が付着しないように注意しましょう。

外に逃げた可能性

風呂場には通気窓や換気扇など、外への出口が多く存在します。そのため、風呂場でゴキブリを見失った場合、ゴキブリが外へ逃げてしまった可能性もあります。しかし、一度家に侵入したゴキブリが自然に外へ出ていくことは少ないため、見失ったゴキブリがまだ家の中にいる可能性を考慮に入れ、駆除対策を続けることが重要です。

 

ゴキブリをおびき出す方法

探しても見つからない場合は、ゴキブリをおびき出して駆除する方法もあります。やり方は簡単です。

  1. ゴキブリの好物である生ゴミや食べかすなどを綺麗に掃除する
  2. ゴキブリを見失った近辺にごきぶりホイホイを設置する
  3. 部屋を真っ暗にして時間を置く

ゴキブリは暗くて湿度の高い場所を好み、食べ物の匂いに引き寄せられます。ごきぶりホイホイの誘引剤にはビーフ、えび、野菜が入っているため、暗い場所にごきぶりホイホイを置けば近くにいるゴキブリはすぐ出てきます。

 

自分で駆除するのが難しい場合はゴキブリ駆除業者に依頼する

ゴキブリが怖くて自分では駆除できない場合は、プロの害虫駆除業者に依頼することをおすすめします。しかし、どの業者を選べば良いのか、どのような費用がかかるのか、どのような点に注意すべきなのか、初めての方にとっては分かりづらいかもしれません。そこで、この記事ではゴキブリ駆除業者の選び方や注意点、費用の相場について解説します。

ゴキブリ駆除の相場

ゴキブリ駆除業者の料金は、駆除する範囲やゴキブリの発生状況、使用する薬剤などにより異なります。一般的に、一戸建ての家庭での駆除料金は、数千円から数万円程度が相場となっています。また、定期的な駆除を行うサービスもあり、これらは月額料金制となっていることが多いです。

具体的な料金例としては、リベルタコントロールでは1Rの駆除料金が12,000円からとなっています。また、ダスキンでは50m²以下の物件での駆除料金が27,500円からとなっています。

ただし、これらの料金はあくまで目安であり、具体的な料金は業者に直接問い合わせるか、見積もりを取ることで確認できます。

ゴキブリ駆除業者の選び方

ゴキブリ駆除業者を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。

  1. 専門性: ゴキブリ駆除に特化した業者を選びましょう。ゴキブリの生態や繁殖パターンを理解し、効果的な駆除方法を提供できる業者が望ましいです。
  2. 対応地域: 自分の住んでいる地域をカバーしている業者を選びましょう。全国対応の業者もありますが、地元密着型の業者の方が迅速な対応が期待できます。
  3. 料金: 料金体系が明確で、見積もりが無料の業者を選びましょう。また、追加料金が発生しない業者も信頼できます。
  4. 口コミ: 実際に業者を利用した人の口コミをチェックしましょう。サービスの質や対応の良さなど、実際のユーザー体験を知ることができます。
  5. 保証期間: 駆除後の再発防止のためのアフターフォローや保証期間がある業者を選びましょう。

ゴキブリ駆除業者の注意点

ゴキブリ駆除業者を利用する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 契約前の確認: 契約前に、料金体系やサービス内容、保証期間などをしっかりと確認しましょう。見積もりは無料で提供されることが多いです。
  • プロの意見を尊重: ゴキブリ駆除は専門的な知識と技術が必要です。プロの意見や提案を尊重し、自己判断で行動するのは避けましょう。
  • 安全性の確認: 駆除に使用する薬剤の安全性や、作業後の居住空間の安全性を確認しましょう。特に小さな子供やペットがいる家庭では、安全性は重要なポイントです。

 

まとめ

  • ゴキブリは一度家に侵入すると、その繁殖力の高さから一気に増えてしまう可能性があります。
  • ゴキブリが家に侵入した後、自然に出ていくことはほとんどありません。
  • ゴキブリに対して殺虫剤を使用したとしても、すべてのゴキブリを駆除することは難しいです。
  • ゴキブリを見つけたら、まずは静かに動くことが重要です。
  • 殺虫剤や駆除剤を用意し、ゴキブリが出た部屋を密閉することが重要です。
  • ゴキブリが出た部屋にある貴重品や電化製品は、可能な限りその部屋から持ち出すことをおすすめします。
  • ゴキブリが隠れやすい場所を把握し、その場所を中心に駆除を行うことが重要です。
  • 自分で駆除するのが難しい場合は、信頼できるゴキブリ駆除業者に依頼しましょう