「暑くて眠れない」
「寝ても暑くて目が覚める」
「汗でシーツがベチャベチャ」
夏の夜はとにかく悩ましいです。
「エアコンつければ?」
と思うかもしれませんが、エアコンは体が冷えますし、電気代もバカになりませんから、どうにもはばかられるんですよね。
その点、扇風機は優秀です。
電気代は安いですし、使い方次第では、扇風機だけで体感温度を5,6度下げることだってできますからね。
今回は体感温度が5度以上下がる扇風機の使い方」をご紹介します。
3台使うのがデフォ
1.電気代はエアコンの10分の1以下
「扇風機で体感-5度?」
「無理じゃね?」
と思うでしょう?確かに無理だと思います。扇風機1台ではね。
私は3台の扇風機を回すことで、熱帯夜を乗り切っています。扇風機の電気代はエアコンの10分の1以下なので、3,4台使っても電気代は半分以下です。
まぁ設定温度を変えれば、エアコンの電気代もかなりお安くなりますが、それでも扇風機3台分を下回ることはないと思います。
⇒ 冷房の設定温度を1度上げたら、電気代はいくら安くなるわけ?
2.なんでそんなに使うの?
3台の扇風機の「役割」は以下の通り。
- 自分に向ける用
- 風の通り道を作る用
- 部屋の熱気を外に出す用
自分にだけ風を当てても、部屋に熱気が籠もったままでは涼しくなりませんからね。温度を大幅に下げたいなら、部屋ごと涼しくしなければ。
直当て禁止
1.壁に跳ね返った風を浴びるのがベスト
まず1台目。
自分に当てる用ですが、直接当てるのはNGです。布団やベッドを壁際に寄せ、その壁に向かって送風しましょう。
直接風にあたると、皮膚呼吸が出来なくなったり体が冷えたりします。壁に跳ね返った風を浴びるくらいがちょうどいいんです。
2.どうしても直接風に当たりたい
「跳ね返ってきた風じゃ足りない」
「どうしても直接風にあたりたい」
という人は、足元に当ててください。足の温度は体温への影響が大きいので、かなり涼しく感じられるはずです。
風の通り道
続いて2台目。
窓を開け、その反対側(部屋の奥)に扇風機を置いてガンガン回してください。これで風の通り道の完成です。
しかし、これだけでは風の通り道を外れた場所に熱気が溜まってしまいます。だから3台必要なんです。
熱気が溜まっているのはここ!
1.天井に溜まった熱気
「外は涼しいのに部屋が暑い」
なんて経験ありませんか? あれって実は「天井付近にたまった暑い空気」が原因なんです。窓を開けて風通しを良くしても、天井の空気までは循環しませんからね。
寝る時は扇風機を天井に向けて、上に溜まった空気を「風の通り道」とかき混ぜるようにしましょう。
2.押入れがある人は…
押し入れやクローゼットも熱気が溜まりやすい場所です。夏は閉め切らずに、普段から開けっ放しにしておきましょう。寝る前には、必ず扇風機で空気の入れ替えをしておいてください。
3.まだ暑い
ここまでやっても暑くて眠れない場合は
- 寝る前にベランダに打ち水
- 扇風機の前に凍らせた水のペットボトルを置く
などをしてみてください。これでもダメならもうエアコンを使うしかありません。エアコンの賢い使い方に関しては、こちらをご覧ください。
⇒ 【冷房温度28度でも体感25度!?】エアコンの賢い節電法
まとめ
今回は「熱帯夜を乗り切る扇風機の賢い使い方」をご紹介しました。
- 扇風機は3台使う
- 直接風に当たらない
- 壁に跳ね返った風がベスト
- 窓と扇風機で風の通り道を作る
- 天井に溜まった熱気を入れ替え
- 押入れにも熱気が溜まりやすい